BRAVIA HX920シリーズで3Dを見てみた。 [BRAVIA/BDレコーダー]
最近ややブームは落ち着いてきた感じがする3D機能ですが、BRAVIA KDL-46HX920も3D表示機能があります。
私が普段利用しているBRAVIA KDL-46HX80Rも3D表示機能が付いていますが、3D搭載初期のモデルでしたので、HX920シリーズでどれぐらい性能が向上しているのかきになりましたので、少し検証してみました。
KDL-46HX80Rの検証はこちらです。
3Dメガネは所有している TDG-BR100 を利用しました。今はより軽量なモデルが発売されています。
色々見てみた。
まずは、3D放送を見てみました。3DTV登場後、ソニーやパナソニックが提供している番組がBSを中心に放送されています。基本的にサイドバイサイド方式で放映されています。
次にハリーポッターと死の秘宝 Part2 3Dバージョン。
そして通常放送を疑似的に3Dにするシミュレーテッド3Dです。
感想としては、ほとんどKDL-46HX80Rと差がありませんでした。全体的に立体感は感じる事が出来るのですが、やはり動きの早いシーンになるとクロストークによるちらつきは感じてしまいますし、その差はあまり大きいとは思いませんでした。そして幾らHX920のコントラストが高いとはいえ、メガネをかける事で暗くもなってしまいます。この辺りはTVで3Dを表示しているところではある程度仕方の無い事なのかも知れません。
3D表示はクロストークが無く、全く暗くならないヘッドマウントディスプレイHMZ-T1を体感すると、ちょっとBRAVIAで見るのはつらくなってしまいましたね。それぐらいヘッドマウントディスプレイの3Dは別次元です。
改善点
ただし、全く同じと言う訳ではありません。KDL-40HX80Rは3Dトランスミッターを付けないと3Dをみる事ができなかったのですが、HX920は本体にトランスミッターの機能が入っていました。
丁度SONYロゴの右横にセンサーがあり、3D表示している時はほんのりと光っていました。トランスミッターは何気にダサイので、嬉しい進化です。
さらにオンラインで3Dコンテンツを豊富に提供しているのもとても良い試みだと思いました。
これらデモ用の3Dはなめらかに表示されるものが多く、BRAVIAで見てもほとんどクロストークも無く破たんしないので、お手軽かつおもしろい3Dが楽しめます。
あと、気のせいかも知れませんがシミュレーテッド3Dの立体感は以前のBRAVIAより自然になっていたと感じました。
まとめ
以前のHX80Rの頃とあまり変わらない印象でしたが、1世代でそれほど劇的に進化する方が稀なので致し方無いと思います。デモで流れているような鑑賞的なコンテンツでは、破綻する事なく実に見事な3D表示になりますが、弱点はやはりまだ克服されていなかったと思いました。現状ではTVの3D表示はあまり過度な期待はしない方が良いのかも知れませんね。
しかし、3Dを楽しめるようにする仕組みは着実に進化していると思います。この辺はとりあえずやりました的なところから随分と進んでいるように感じました。3Dは子供だましとか思う方も多いようですが、一度良質なコンテンツを体験してみるとその面白さと、決して子供だましでは無いのも分かると思いますよ。
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