SEL85F18 レビュー(外観編) [α/Cyber-shot/Handycam]
レンズを久しぶりに買いました。フルサイズ対応SEL85F18 です。
でも、買うまで結構悩みました。もともと明るい単焦点レンズが欲しかった事もあって以前にSEL50F18Fを購入したのですが、はっきり言うとあまり使っていません。AFが遅いのもありますが、あまり必要となるシーンがないのが一番の理由です。
で、今回も色々悩んだのですが、最近ちょっと綺麗な風景写真ばかり撮るのも飽きて来た事もあって、スナップ向きなレンズが欲しくなったことがありました。良くうまい人の写真を眺めているのですが、どうも望遠気味で撮られている方が最近多いと思い、85ミリを購入した次第です。
SEL85F18はフォーカスホールドボタンも付いているし、評判もかなり良いです。さて、実際どんなものなのか数日使ってみたので、レビューしたいと思います。
パッケージ
パッケージは極めてシンプルでコンパクト。
85ミリだと1.4のGMレンズもありますが、価格は3倍近く異なります。
開封
広げるといきなりレンズ。
GMとかツァイスとかGレンズばかり買っていたらこの手のシンプルな梱包に驚きます。レンズケースが無いのは意外と不便なのですよね。
冊子類
中はこんな感じ。
レンズはプチプチで包まれているだけです。
本体
レンズ本体を取り出してみました。
オートフォーカス、マニュアルフォーカス切替スイッチも付いています。
そしてフォーカスホールドボタン。
フォーカスホールドボタンは瞳AFに割り当てる事も出来て非常に便利。ただ、レンズ毎にボタンの位置が微妙に違うので、私は若干違和感あります。
レンズの前玉。フィルター径は67mmなのでいうほど大きくないです。9枚羽根です。
Gレンズやツアイスのような金属の塊のような質感はありませんが、そこそこ質感は良いと思いました。
SEL50F18Fと比較します。かなり大きさ違います。
質感も結構違う感じ。でもどちらもかなり軽いです。ちなみにSEL85F18は371g
α7R3に取り付けてみたところ
フォーカスリングは結構なめらか。心地いいです。
最後に2470GMと比較してみます。
GMの圧倒的な大きさ…
まとめ
このレンズの外観で最大の特徴はフォーカスホールドボタンが付いている事だと思います。このクラスのレンズで良くつけてくれたと思います。
レンズそのものは非常にコンパクトで持ち運びやすいです。かなり扱いやすいレンズだと感じています。
AFはちょっと迷う時もありますが、それなりに高速。SEL50F18Fのような遅さは皆無です。ダブルリアモーターのおかげですね。
最短焦点距離がやや遠く08mなので近くのものは撮れません。
85mmなのでそこそこ距離を取って写真を撮るケースが多くなりますが、距離感はつかみ易いと思いました。
次回は撮影した写真などを掲載しながら、ボケや逆光耐性など見ていきたいと思います。
α7RⅢ ILCE-7RM3 レビュー(開封編) [α/Cyber-shot/Handycam]
昨年末購入した商品のレビューが溜まっています。まずは一番大きな買い物になったα7RⅢからレビューしていきたいと思います。
まずは開封レビューから。
パッケージはいつものαと変わりなく、上から開けるタイプです。
この下にマニュアルなどの冊子類が入っています。
広げると初めに見えるのは保証書。
冊子類すべてです。
マニュアルは一通り読むと新たな発見があったりしますね。
もう片方は電源ケーブルが入っていました。
さらに二を広げるとストラップが見えます。
私はこのストラップは使わないです。でも今使っているのはそろそろ買い換えたいところ。
右側を広げてみました。
入っていたのはバッテリーチャージャーBC-QZ1。α7R3は本体でUSB充電ができますが、バッテリーチャージャーもついています。
さらに下を広げるとケーブル類が見えます。
取り出してみました。
α7R3からUSB type-C とマイクロUSBの両方が付いているのですが、これはUSB type-Cケーブル。
ケーブルプロテクター。多分使うことはない気がします。
ストラップが入っていた奥にも何かあります。
バッテリーパック NP-FZ100 でした。いわゆるZバッテリーです。
そしてやっと本体が登場
こんにちはα7RⅢ
付属品含めて全部出したところです。
至って普通な感じです。過剰な梱包の方が所有感は満たされますが、邪魔になるだけですし、エコでもないのでこれぐらいが丁度良いのかも知れませんね。
次回は外観を見ていきます。
α7RⅢ レビュー ファーストインプレッション
α7RⅢ ILCE-7RM3 レビュー(開封編)
SONY CES2018 まとめと雑感 [その他]
アメリカラスベガスで開催されたCES2018。今年も新年早々色々発表されましたので、ソニーの情報をまとめと雑感を書いてみようと思います。
https://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/201801/18-002/index.html
今年はかなり控えめな発表の印象でした。特別目新しいプロダクトはなく、現在発売されている商品のアップデート版と言う感じに。徐々にCESに対しても力の入れ方が減ってきているのでしょうか…
まずはBRAVIAから
BRAVIAは新デザインのモデルである有機ELのA8Fなどが発表されましたが、最大のトピックは次世代エンジンのX1 Ultimate でしょうね。8Kに対応したエンジンと言う事で、8Kディスプレイも参考展示しているようです。
画質はかなり良いとの評判ですが、発表された新型BRAVIAにはまだ X1 Ultimateが搭載される予定がなく、これを見せられて次のBRAVIA買うの躊躇してしまう人が増えるのでは…?なんて思ってしまいました。
多分、年末に何かしら X1 Ultimate搭載モデルが出てくると予想されているようですが、それが8K BRAVIAになるのか何になるのか全く分かりません。
パネルはすべて他社から供給されているソニーとしてはエンジンで勝負なのでここはどんどん攻めて欲しい部分です。
UHDプレーヤーも新型のUBP-X700が発表されています。こちらも2代目ですが、日本ではそろそろレコーダーもUHD対応してほしいところです。
オーディオではスポーツタイプの完全ワイヤレスイヤホンである WF-SP700N が発表されました。WF-1000Xはちょっと初期モデルだったのでスルーしましたが、ノイズキャンセルに防水機能とこれはついに本命が来たのでは?と思いました。
ただインタビューではアップデート後のWF-1000Xと同等レベルに途切れなくなったと開発者の方は言っているそうですが、それって大丈夫なんだろうか…と思ってしまうのは私だけではないでしょう。
なんせWF-1000Xはあらゆるレビューで音切れがヒドイと酷評でとても積極的に購入しようと思えるレベルに達していないからです。どこまで改善されているのか発売まで見届けたいですね。
その他にもヘッドホンが発表されましたが、Googleアシスタントに対応するのが今年のトピックの一つのようです。
そしてXperia
今年のXperiaは色々な意味で注目だと個人的には思っています。どのような端末が出てくるのか期待して見ていていたのですが、発表された端末はXA2、XA2Ultra,L2と言った所謂ミドルクラスの製品ではありますが、ちょっとこれはやる気がないんじゃないのかな…としか思えませんでした。
みたことあるようなデザイン。何か新しい提案もなく、会場ではセンサーのアピールに留まる程度と風向きが怪しい感じでした。まだ本気のモデルではないですが、とても戦っていける感じはしなかったです。もともとアメリカではXperiaは元気がないのですが、これ以上戦うつもりはないように受け取れてしまいました。
その他先日日本で発売が開始されたAiboやLife Space UXで新型の4K超短焦点プロジェクターLSPX-A1などが発表されています。
今の時代、AIに絡めたり既知の製品とは全く異なるベクトルの製品が多数出てくるようになって、目まぐるしく変化しているなぁと感じていますが、その中心にあるのは果たして何なのでしょうね。
GIZMON Utulens レビュー [α/Cyber-shot/Handycam]
「写ルンです」の持つ魅力的な描写を、各種ミラーレスカメラでも楽しむことができる、薄くて軽いパンケーキレンズとして話題のGIZMON Utulens ですが、昨年私が購入した中でワーストバイにしてしまいました。あくまで私が使うのにはワーストであっただけで、そんなに悪い商品ではないと思います。
今回はそのGIZMON Utulens で撮影した写真などを紹介しながらレビューをしたいと思います。
撮影はすべてSONY α6000 です。
このレンズですが、32ミリの単焦点、F16固定で最短焦点距離は1メートルになります。
物理的にフォーカスをあわせるのは不可能に近く、パンフォーカスでパシャパシャ撮る感じになるので、特に何も考えなくても撮れます。フルサイズなら32ミリ、APS-Cであれば48ミリとほぼ標準的な焦点距離なのも撮りやすい理由の一つだと思います。ただ、最短焦点距離は1メートルなので、寄れないからテーブルフォトとかには向きません。スナップ向きです。
上の写真は購入した翌日に通勤前の京都駅周辺でパシャパシャと撮影しただけなのですが、十分ノスタルジックな雰囲気が簡単に出せていると思いました。GIZMONのサンプルよりはマシに撮れているんじゃないでしょうか(笑)
パッと見なかなか良い感じに思いましたが、撮った後の写真を見ると自分には満足度が低かったです。確かにノスタルジックな雰囲気は出せてますが、表現するには物足りなく、ピントもちゃんとあわせられないのが微妙にストレスになり、これならば安いオールドレンズ買った方がまだ楽しくて綺麗な写真撮れるだろうなと言う結論に至ってしまいました。やはり私はカメラで撮ったからにはちゃんとして残したい気持ちがあるようです。このレンズで撮った写真はあまり残したいとは思えませんでした。
ある程度買う前から分かっていたのですが、半分はネタで買ったので不満はありません。
と言う訳で個人的にはワーストバイでしたが、この懐かしいような古めかしさが気に入った人には買いかもしれませんね。特に最近は若い子の間で写ルンですが流行っているそうなので、持っているカメラに取り付けたら結果的に安上がりになるのではないでしょうか。
αで撮る京の紅葉 2017 [αで撮る世界遺産]
2018年初めのエントリーとしてどうなのかと思いますが、今回のエントリーはαで撮る世界遺産の特別編としてαで撮る京の紅葉2017年バージョンをお届けします。
2017年の紅葉はなかなか良い感じだったと思いました。場所によって色付きのペースがかなり異なっていたため、行く場所と時間は迷いましたが、大筋行きたかったところは行けたような気がします。
ILCE-7M2 SEL1635Z
はじめに訪れたのは嵐山にある世界遺産天龍寺です。嵐山は例年遅めなのですが、天龍寺は早く色づいていると聞いて訪れました。
庭園は早朝から観覧できるのを知らずに行ってしまいましたが、朝日が昇る時間に間に合ったのは良かったと思います。来年はもっと早く行きたいと思います。
ILCE-9 SEL2470GM
次に訪れたのは紅葉の永観堂。ここは例年人が多くなってきていますが、撮影禁止場所が増えてしまったのが残念です。昔は写真を撮る専用レーンがあったことを思うと、寂しいというか悲しいですね。
ILCE-7M2 SEL1635Z
永観堂のそばにある南禅寺の天授庵。ここははじめて訪れましたが、カメラマンの多さにびっくりしました。
ILCE-9 SEL2470GM
今年のそうだ京都行こうに取り上げられたのは東寺でした。ライトアップの色は日によって変わるっぽいです。ここは3脚を使っても良い数少ない場所ですが、来年はもう少し構図に捻りを持たせたいです。
ILCE-7M2 SEL1635Z
次に向かったのは早朝の特別拝観で圓光寺です。ここはちょっと早かったですが、予約するときに決めないといけないので運任せになってしまうんですよね。来年どうしようか悩みます。
ILCE-7M2 SEL1635Z
圓光寺のとなりになる詩仙堂。圓光寺と同じ日に行ったのですが、詩仙堂は見ごろでした。ここが今年の良く分からないところです。一番に訪れるとこの景色が撮れますが、それでも前に出てくる人が居るので、もっと広げて撮りたかったのになぁ…と悔やんでいます。
ILCE-9 SEL1635Z
世界遺産醍醐寺は穴場です。ここは京都市内から離れているので人が少ないのですが、紅葉は圧巻です。三脚も立てて良いのですが、それでも年々人は増えてきた気がしますね。
ILCE-9 SEL1635Z
小野小町ゆかりの寺と言われる随心院。ライトアップに行きましたが、多分昼の方が良いと思いました。ここは本当の穴場です。全然人が居ない。京都にもまだこんな穴場があるんだと思いました。
ILCE-9 SEL1635Z
年々人が増えてきている京都市内ですが、紅葉シーズン最もにぎわうのは東福寺かもしれません。早朝であれば橋の上からでも撮影できますが、開門すると警備員の方に止められてしまいどこ撮れば良いの?と思うぐらいの人です。来年からどうしたものか悩みます。
ILCE-9 SEL1635Z
東福寺のそばにある泉涌寺。こちらは人は少ないのですが、ここもライトアップより昼間の方が良いと思いました。来年は昼に訪れたいと思います。
ILCE-9 SEL2470GM
一休さんでおなじみの一休寺です。京都市内からかなり離れていますが、結構人が多くて驚きました。紅葉が見事なお寺です。
ILCE-9 SEL1635Z
丸い「悟りの窓」と四角い「迷いの窓」で有名な源光庵。こちらも初めて訪れました。朝に訪れたのですが、光の当たり方を見ていると夕刻の方がベストなのでしょうね。来年は夕刻に行きたいと思います。
ILCE-9 SEL1635Z
額縁庭園で有名な蓮華寺。こちらの住職は写真ばかり撮っていると注意されるので、変にマナーの悪い人が居ないのがうれしいお寺です。
ILCE-7RM3 SEL1635Z
今年最も有名だったのは平等院だったのではないでしょうか
ILCE-7RM3 SEL1635Z
特にライトアップは7年ぶりとのことで非常にたくさんの人が見に行ったようです。
ILCE-7RM3 SEL1635Z
大原にある宝泉院は額縁庭園で有名です。非常に山奥にあるため人も少ないのですが、立ち去りがたいと言われるだけのものを見せてくれます。
ILCE-7RM3 SEL70300G
JRの保津峡駅からトロッコの撮影ができると聞いて行ってきました。早朝の朝霧が立ちこめる中トロッコが走る姿は幻想的です。
ILCE-9 SEL2470GM
宇治川沿いにある興聖寺も紅葉で有名な場所です。人も少なくゆっくりと拝観できます。ただ、去年と同じような写真しか撮らなかったのでもうちょい工夫したいところです。
ILCE-9 SEL2470GM
あじさいで有名な三室戸寺は紅葉も非常に美しい場所ですが、紅葉シーズンはほとんど訪れる人が居ない穴場です。
ILCE-9 SEL2470GM
宇治川ですが早朝は風もなく川に反射する紅葉がとても美しいです。ちょうど鴨がいたので一緒に撮ってみました。
今回は撮影したカメラとレンズを記載させて頂きました。α9とα7RⅢは高感度耐性が素晴らしくライトアップ撮影が劇的に楽になりました。ISO3200でノイズがほとんど気にならないって言うのはとんでもない事だと思います。
今年は本当にたくさん回りました。京都だけでこれですからね。京都以外にもあちこち撮影に出かけたのですから…おかげでちょっと燃え尽きた感じです。