Xperia Xからスモールアプリがなくなるので tooleap SDKにソニタブッターを移植してみた。 [Android開発]
確かに公式サイト見てもスモールアプリの記述が消えています。なんてこった。次期Androidではマルチウィンドウ対応が予定されているからだとかなんとか色々言われていますが、いやいやいや、マルチウィンドウって単なる画面均等分割であってスモールアプリのあの使い勝手の良さをソニー自身が認めていないってどう言う…とか色々思うところがありますが、無くなったものは仕方無い。
Androidの画像表示にライブラリ Picasso を使ってみた。 [Android開発]
一番多いのはOutOfMemory でしょう。大きい画像を2枚読み込んだだけで死んでしまう事すらあります。
そのためにrecycleメソッドを適切に呼び出したりなんやかんや工夫しないといけません。
Android Studio と Eclipse を共存させる [Android開発]
ADTの提供が終了して、Google はAndroid Studio に移行するように強く勧めています。
ですがこのAndroid Studio ちょっと触ってみると便利なところも体感できるのですが、なんだか挙動が妙に怪しかったりEclipseに慣れていると使いにくい。そうは言っても使わざるを得ないので、インストールしてみるとなんということでしょう…Eclipseが使えなくなってしまいました。
めちゃくちゃ困りましたが、共存できることが分かったので自分のためにもやり方をメモっておきます。
構築した環境は以下の通りです。
PC VAIO Fit 15A (Windows 10 x64 CPU Core i7 4500 RAM 16GB) です。
現在 ADTとJRE1.7.0_25がインストールされている状態です。
ここから新規にEclipseとAndroid Studio をインストールして両方動くようにしたいと思います。念のためADTは残して置きます。
1.Javaを更新します。
GoogleはJDK6を推奨していますがJDK8でもまぁ動いています。
2.Android SDK Toolをインストール。
Android Studioのダウンロードページの下の方にSDK Tools Only でSDKのみダウンロードできます。必ずzip 形式をダウンロードします。
解答したandroid-sdk-windows フォルダをCドライブの直下に移動します。
3.環境変数の設定。
Windowsの環境変数を開きます。
ユーザー環境変数の新規をクリックして
こんな感じに変数名JAVA_HOME 変数値にJDKをインストールしたパスを入力して、OKを押します。
次にシステム環境変数の変数名PATH 変数地に%JAVA_HOME%\bin;C:\android-sdk-windows\tools と入力してOKを押します。
4.Eclipseをインストール。
ADTの提供はなくりましたのでEclipseは単体でダウンロードします。
Eclipse IDE for Java Developers をダウンロードしてください。
ダウンロードしたファイルを解凍してeclipseフォルダをCドライブなどの直下に移動します。
4.ADT plugin をインストール。
Eclipse用のプラグイン(ADT Plugin)をインストールします。
インストール方法はAndroidのディベロッパーサイトに書いてあるのですが、
https://developer.android.com/intl/ja/sdk/installing/installing-adt.html
日本語で説明するとまずEclipseを起動します。
eclipseフォルダ内のeclipse.exe をクリックで起動できます。
メニューのHelpからInstall New Software を選択します。
https://dl-ssl.google.com/android/eclipse/
を追加してインストールします。
インストール後にEclipseが再起動します。
ここでAndroid SDKの場所を設定します。設定しなくてもAndorid SDK が使える、動く場合はADTの古いやつを見ている可能性があります。そのままでも使えますが、ここは新たに設定します。
設定のAndoridの項目にSDK Location の項目がありますので、ここで先ほどダウンロードして展開したフォルダを指定します。
次にAndroid SDK Manager が起動します。
必要な項目にチェックを入れてインストールします。最低限必要なのは予めチェックが付いているので迷う事はないと思います。
以下は個人的メモ
SONYのSDKを使うには以下を参照します。
http://developer.sonymobile.com/ja/
Subversiveを使うには Marketplace から検索してインストールが楽です。
SVN Connectors は1.8以上を選択しないと繋がらなくて焦りました。
EclipseでAndroid開発するための環境構築は上記で完了です。
5.Android Studio のインストール
Android Studio のダウンロードもかならずzipを落とします。
インストーラーは設定を変えてしまいeclipseが動かなくなるのでダメです。
展開したandroid-studio フォルダをCドライブなどの直下に移動します。
C:\android-studio\bin\studio64.exe を実行します。
前の設定がないので下を選択。
途中インストールタイプを聞いてきます。
ここでAndroid SDK Location を C:\android-sdk-windows にします。Eclipseと使うAndroid SDKは共通にします。
サンプルを動かしてみると無事に起動しました。
6.同時起動確認
最後に同時に起動できるのか確認します。
Eclipseを起動させようとするとandroid-wear で何かエラーが出てきましたので気持ち悪いからandroid –wear はSDK manager から削除しました。使う時になったら考えます。
そのあと一応、Eclipse、ADT、Android Studio 3つ同時に起動できました。めでたしめでたし。これで心置きなく古い環境での開発も新しい環境での開発も1台でできます。何気にEclipseのSVNが一番苦労しました…
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ソニタブッター2をリリースしました。 [Android開発]
久しぶりにアプリの開発ネタです。
ソニタブッター2です。正式には以前からリリースしていたSony Tablet 専用のtwitterクライアントであるソニタブッターのアップデートです。
ソニタブッターはSony Tablet P用の二画面開発向けのSDK(開発キット)を使って開発していました。このSDKは簡単に二画面アプリが作成出来るメリットもありましたが、Sony Tablet シリーズ以外では利用できないと言うデメリットもありました。
当初はこのソニタブッターと言う名称通り、ソニー以外の端末で動かなくても私は特別問題視していませんでしたが、なんとXperia Tablet Zでソニーは事もあろうかSony Tablet のSDKを利用できなくしてしまいました。これでは、ソニタブッターはSony Tablet のSDKと同じ運命で消えてしまいます。
そこで二画面用のSonyのSDKを疑似的に再現して二画面アプリを作成できるようにしました。SonyのSDKはデバイスの情報まで取得して簡単にSony Tablet Pかそれ以外かを判別できたりうまい具合に動作してくれていたのですが、さすがにそこは出来ないので、そこだけはデバイス名を取得してSony Tablet Pならばコレコレと言うような処理でごまかしています。
それ以外はレイアウトクラスを拡張してそれっぽくしてみました。インターフェイスは元々のSDKで定義されていますし、そもそも実は大した事はしていないので、誰でも二画面アプリを作成できちゃうと思います。
ただ、注意しなくてはいけないのはSony Tablet Pが実は縦横のレイアウトが逆になっているという事。通常だとこのように横に分割されます。
これは Xperia Tablet Zでキャプチャーしたものです。
ですが、Sony Tablet Pを使っている人なら分かると思うのですが、こいつは縦に分割されます。
これが最大の違いであり、面倒なところ。そしてそれ故にSony Tablet P専用のアプリケーションがソニー本体からも嫌われていた理由です。
まとめ
なんだかんだで二画面用のライブラリーを自作できたので、Sony Tablet P用に作成していたアプリケーションを今後は移植していこうと思います。Select Appに掲載されたSPBrowserも前向きに検討したいですね。
ソニタブッター2はXperia Tablet以外にもAndroidタブレットならどれでも動くようにしていますので、Androidタブレットを買ったけどアプリが無い!って方は是非インストールして試してもらいたいですね。アプリは無料です。
アプリを作ろう! Android入門~ゼロから学ぶアプリの作成から公開まで
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Google Nexus 7 (2013) TABLET/ブラック(Android/7inch/APQ8064/2G/16G/BT4) ME571-16G
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ソニー Xperia Tablet Z WiFi SGP312メモリ32GB ブラック
- 出版社/メーカー: ソニー(SONY)
- メディア: Personal Computers
Z Ultraでも動くようです。
ソニタブッター For Small App をMulti-Screen UX Competitionに提出しました。 [Android開発]
ソニーと日経BPが共同で開催している Multi-Screen UX Competition をご存知でしょうか?複数の端末(マルチスクリーン)を活用したアプリケーションやサービスを考えて、アプリを作成したりアイデアを出して競います。
当初、私は応募する気があったのですが、どうも良いアイデアが思い浮かびませんでした。そうこうしている間にSony Tabletがバージョンアップされてスモールアプリが再び注目されるようになったのがきっかけで、現在公開している ソニタブッター For Small App をブラッシュアップさせて応募しようと考えたのです。
目的はnasneや動画配信サービスを見ている最中にリアルタイムに情報を共有する事が出来る事でした。しかも簡単にです。これを実現するにはまだ実装していない検索機能と、検索後にUserStreamで自動的に検索結果が追加されないといけません。
これらの機能と最低限のtwitterの機能を実装させて応募しました。
ここで一度、ソニタブッター For Small App がどのような機能があるのかご紹介したいと思います。
タイムラインの表示はユーザーストリームを使っています。これはながら見が想定されると思っていたからです。そのほか、メンションやお気に入り、DMの確認など一通りの機能は揃えています。
個人的にソニタブッターの特徴にしているのは直観的に操作できて、機敏に動作する事に力を入れています。たとえば、ユーザーの情報を見たい場合はアイコンをタップするとそのユーザーの詳細な内容を表示するようにしています。ハッシュタグやアドレスはリンクとして表示させ、そこをタップする事でプレビューやその情報を表示するように設計しています。
今回、コンテストで応募するために実装したリアルタイム検索ですが、検索バーを画面上に追加してそこからすぐに検索できるようにしました。もちろん、タイムラインを見ている途中に表示されたハッシュタグをタップするだけでも同等の機能が使えるように工夫しています。nasneでライブ配信を見ている最中に、検索したら一緒に盛り上がれるのではないでしょうか?
YouTubeにその様子の動画をアップロードしてみましたので、ご覧下さい。
ここ数日、コンテストに応募するために機能を詰め込みましたが、まだ実装できていない機能がありますので、更新は今後も続けていきますので宜しくお願いします。
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