Windows上のVMWare PlayerでMac OS Xを動かす [その他]
まさに夢のような話です。VAIO Z上で動くMac OS X Snow Leopard。
実はVMWare Player上で仮想的に動かしています。頑張れば仮想環境でなくても動くみたいですが…
そもそもこの話はtwitter上で教えてもらったのですが、Mac OS X Snow LeopardがAmazon等で3000円を切る価格で手に入るので、試しでやってみるのも面白いと思い挑戦してみました。
インストール後のレスポンスはVAIO Z(Core i5 @2.4Ghz メモリ6GB Quad SSD構成)上で動かしても、めちゃめちゃ快適とまではいきませんが、そこそこ動きます。遊びで使う分には十分すぎる内容だと思っています。
そこで今回のエントリーでは自分へのメモも含めてインストール手順をご紹介したいと思います。
WindowsにVMwareを使ってMac OSX10.6 をインストール! こちらの方の記事を参考に行いました。内容が若干古いですが、ほとんど同じですので物凄く参考になると思います。。
インストールした環境
VAIO Z (VPCZ12)
CPU Core i5 M520@2.4GHz
RAM 6.0GB
OS Windows7 Ultimate x64
Quad SSD (256GB)
Step 1
まずはMac OSX Snow Leopardを購入します。パッケージが限定盤のCDぐらいで驚きました。チープな感じですが、必要なのはロムだけなのでとても良いと思います。
Step 2
次にVMWare Playerをインストールします。workstationでのエントリーが多いですが、Playerでも全く問題ないです。
Step 3
専用ブートローダーdariwn_snow.isoをダウンロードします。リンク先は暫く消します。
Step 4
ダウンロードしたファイルを解凍し、Snowy_Vmware_filesの中のMac OS X Server 10.6 (experimental).vmxの最後に一行追加します。
cpuid.1.eax = "0000:0000:0000:0001:0000:0110:1010:0101"
これを付け加えないとCore i 世代のCPUに対応できません。しかし、Core2Duo等の世代が古いCPUなら大丈夫です。
Step 5
VMwareを起動して「ファイル」メニューから「開く」を選択してSnowy_Vmware_filesの中のMac OS X Server 10.6 (experimental).vmxを開きます。
つぎに、仮想マシン設定の編集をクリックして、仮想マシンの環境を設定します。
とりあえず、メモリは2GB以上あると良さそう。
プロセッサのコア数は余裕があれば2ぐらいにしたいところです。ただ、Core2Duoなどの場合、ゲストに割り当てすぎるとホストがしんどくなりますね。
CD/DVDを選択して、ISOイメージ使用するにチェックを入れて、darwin_snow.isoを選択します。
isoファイルはダウンロードしたSnowy_Vmware_filesの中に入っています。
Step6
いよいよ、インストールの開始です。仮想マシンの再生をクリックします。
しばらくするとブートメニューが表示されます。
仮想マシンの画面をクリックし、Enterキーを押してブートメニューを表示させた状態で Ctl+Alt を押し、画面右下のCD/DVDアイコンをクリックして「設定」をクリックします。
設定画面が開きますので、ここで物理ドライブを使用するにチェックを入れます。
そしてドライブにMac OS Xのロムを入れます。
読み込みは結構時間かかります。ちょっと焦りますが、大丈夫。
キターーー。
後は指示通り進めていけばインストール完了です。
再起動すると、途中で止まってしまいます。その場合は、仮想マシンのメニューから「パワー」→「パワーオフ」を選択します。
再起動時は、VMWareのロゴが表示されたら、またCD/DVDアイコンをクリックして、設定からdarwin_snow.isoを選択します。インストール完了後は、DVDロムは使いませんのでisoに設定したままにしておきます。
Step7
インストール作業が全てが終われば、VMWare Toolsやドライバーなどをインストールします。ここはメモ程度で。
デスクトップ上のVMware Toolsを開いてVMware Tools をインストール。
設定で共有フォルダにホストパスにdarwin_snow.isoが入っていたSnowy_VMフォルダを指定して共有させる。
VMware Shared FoldersのSnowy_VMフォルダのEnsoniqAudioPCI.mpkg.tar.gzをデスクトップに移動し解凍。解凍されたオーディオドライバを全てインストール。
まとめ
レスポンスはVAIO Zでまぁまぁな感じです。物理的に4コアあるCore i7 QなどならもっとCPUリソースを割り当てられるので、より快適に動くかも知れませんね。
残念なのが、トラックパッドでジェスチャー操作が使えないこと。一度はやってみたかったです。あと、VMWare toolsをインストールしても、WindowsからファイルのコピーがD&Dでできないのは少し不便です。Linux等はできるのになんでだろ?
仮想環境だと、このようにシームレスにWindows上で動かせますし、やっぱり僅か3000円でこれだけの遊びができるのは価値があると思います。
i3でのインストールに躓いておりましたが、
Step4の
cpuid.1.eax = "0000:0000:0000:0001:0000:0110:1010:0101"
に救われました。
本当に感謝します。
by ありがとう!!!!! (2011-06-25 21:13)
こちらこそ、ありがとうございます。
私も同じ情報を探していて、それをここに書いただけなので、恐縮です。
by taiseiko (2011-06-27 12:54)
今さらかもしれませんが、いいですね。
私もやってみたいです。
by kanchin (2011-11-23 16:46)
kanchinさん
あまり常用しようとは思えないですが、面白いですよ。安いのも良いですよね。
by taiseiko (2011-11-25 13:02)
ご存知でなかったかもしれませんが、
Apple機以外へのMacインストールはライセンス違反で違法行為です。
ご注意ください。
by tek (2012-04-06 12:25)
step4はどうやって編集しているのでしょうか?
by ancient (2013-12-06 00:36)
SnowLeopardのDVDは購入したままのものをドライブに入れて読めますか?
dmgイメージを取り出すとか,iso化するとかの作業はやらなくてもいいのでしょうか?
by skywalker (2014-03-04 20:20)
こんにちは
macは既に所有しているのですがwindowsとmacの画面を並べたかったのでやってみました。
ゲーミング用にくんだ自作のほうでは快適に動いてくれています。
>>tek さん 違法ではなくライセンス規約違反なだけです。なにかあったときは自己責任でということです。ちなみにOS X serverのほうの仮想化は許可されています。心配でしたらサーバーOSを購入されてはいかがでしょう?高いですが。。。
by natunatu (2014-03-08 18:44)
使用許諾書(License)は契約書ですから、動作を保証しないとか生温いものでは無いですよ。使用許諾書の文中にもありますが、違反すれば訴訟の対象になります。バレないから大丈夫だと思ってても販売元が賞金を掛けて告発を募集してる時も有りますからコケ脅しと言う訳でも有りません。
by お名前(必須) (2016-01-15 19:02)
ラインセンス違反にはならない
by ナムコ (2018-01-21 20:05)