VAIO ミュージッククリップ MC-P10 を振り返る [懐かしのソニー製品]
今でこそ、デジタルオーディオプレイヤーは当たり前のものですが、SONYがAppleのiPodよりも早い2000年に何故かVAIOチームから発売されたのが、VAIO ミュージッククリップ MC-P10です。今回はそのMC-P10を振り返りたいと思います。
今から考えると、ATRAC3のみしかサポートしていない、64MBの容量、単三電池しか使えないなどなど、機能としてはかなり劣っていますが、当時主流だったMDウォークマンのスティック型のコントローラーに似たデザイン、まさにシリコンオーディオでしかできないサイズは新しいモノ好きにはたまらないものがありました。
外観
シルバーに当時のVAIOカラーがアクセントになっていて、カッコイイです。このVAIOカラーいい加減復活してくれないかなぁ。正面に液晶モニターと音量ボタン、そして音質を変更と曲送りを兼ねているボタンがあります。デザインはスティックタイプのコントローラーに似ていますが、操作性は随分異なります。当時、そこに少し残念な感じがしていました。
ボタンは結構押しにくいです。
液晶は表示される情報量はかなり少ない。あと、バックライトはオレンジでした。
ボリュームレベルは0から50まであって音量がかなり小刻みに変更できます。
VAIOロゴ。
上から見たところ。上に再生と停止ボタンがありました。
右横から見たところ。
MODEボタンがありましたが、ある程度決められた音色が三種類用意されていました。
クリップが付いていましたが、短いのでそんなに強く引っかかりませんでした。
左側。
USB端子があるのですが、これがPSPなどで一般的に使われているminiUSBとちょっと違う。
裏側。
バッテリーは単三電池です。当時から充電式を利用していました。
ヘッドホンは独自端子とかでは無いので、何でも変更可能です。USBケーブルがあれば、聞き比べもできるのですが、とりあえず当時チェックアウトした楽曲を聞いてみると、さすがに現行のウォークマンと比較すると全然ダメですが、当たり障りのないナチュラルな印象でした。
現行のウォークマンAシリーズとサイズを比較してみました。当時としてはいかにコンパクトだったかお分かりになるでしょうか?
まとめ
現在、ウォークマンは日本国内では見事に復活する事ができました。しかし、ソニーはミュージッククリップを2000年発売と今から10年以上前にこれだけのハードを作り、先行していたにも関わらず、その後、AppleのiPodにボコボコにされてしまいます。
それは全て、著作権保護をガチガチにした事による付属のソフトウェアの使い勝手の悪さと、ファイルの取扱いが極端に不便だったことが原因でした。この件については散々語られていますが、ハードのカッコ良さと先進性は10年たった今でも全く色あせていない。流石、SONYだと感じずにはいられませんでした。
次のウォークマンはワイヤレス
SONY ウォークマン Sシリーズ <メモリータイプ> ワイヤレスヘッドホン付 8GB ブラック NW-S764BT/B
- 出版社/メーカー: ソニー
- メディア: エレクトロニクス
さらには本体とヘッドホンが一体型に。
SONY ウォークマン Wシリーズ ヘッドホン一体型 W263 ホワイト NWD-W263/W
- 出版社/メーカー: ソニー
- メディア: エレクトロニクス
音質を極めたモデル。
SONY ウォークマン Aシリーズ <メモリータイプ> 16GB ブラック NW-A865/B
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- メディア: エレクトロニクス
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