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Sony Tablet 企画・開発者トークショーに参加してきました。 [XPERIA(Sony) Tablet]

ソニーストア大阪で開かれたイベント、Sony Tablet 企画・開発者トークショーに参加してきました。例の如く、最近ソニーストア大阪が新商品の写真撮影に厳しくなったので、写真はありませんが、色々と思いだしながら書いてみようと思います。

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イベントの前後にSシリーズとPシリーズを少しだけ触ったのですが、それぞれなかなかレスポンスが良くて、製品そのものはなかなか良いと思いました。ただ、もうちょっとじっくりと触らないと、正しい評価はできないなと言う印象です。やや起動時間が長めなのも気になりました。

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外観ではSシリーズは従来のタブレットと比較すると随分コンパクトになっていたのに驚きました。今まで私が見てきたAndroidに限らず7インチ以外のタブレットはどれも結構巨大で、少し持っただけで腕が疲れたのですが、Sony Tablet Sは偏重心デザインの効果もあって、とてもしっくりと手に馴染んだと思います。想像以上にコンパクトだったので、嬉しい誤算でした。もちろんPシリーズはあのサイズでTegra2を搭載するなど驚異的なテクノロジーなのは言うまでもありません。

トークショーでは開発者の方々がサービスとサクサク・エクスペリエンスなどの使い心地を優先したデザインとタッチパネルなどのAndroidへの改良について、どれほどこだわりを持って開発されていったのかが分かって大変参考になりました。また、開発者の方々も自分たちの製品が好きだったり、楽しんで取り組まれている様子が伝わってきて興味深かったです。

時々Sony Tablet がスペックとして平凡だと耳にすることがあります。トークショーの中でもスペックについてはお話しされていました。決して劣っている訳では無いのですが、後発にしてはまぁ普通なスペックなのは疑う余地はないでしょう。

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それはその部分にソニーのテクノロジーを割いているからではないからであって、例えば、Sシリーズは偏重心デザインの薄い方の部分の強度を保つために、VAIO Gで培われた技術を使っているとか、クレードルが片手で抜き差しができるように設計されているとか、ACアダプターが端子剥き出しなのに感電しないように作られているだとか、タッチパネルは部品工場から納品したものをそのまま使うのではなく、CPUから発生するノイズを除去しながら感度を上げるようカリカリにチューニングを行いサクサクエククスペリエンスを高めていく作業をおこなっている…などなど、そこはスペックシートには出ない部分で誰でも楽しくストレスなく使える、”みんなのタブレット”を目指す部分にテクノロジーを注力されているためです。

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トークショーの中では開発の裏話も沢山聴く事ができました。例えばSシリーズではホールド感を重視するためのこだわりや、偏重心デザインも開発の初期からそのデザインになっていた訳ではなく、開発の途中で出てきたデザイナーの案から生まれたもので、初期状態のモックアップも見せて頂いたのですが、当初はとにかく薄くて軽いタブレットを作ろうとされていたそうです。

またPシリーズでは、それぞれの画面に違うものを表示するのならば開発は楽らしいのですが(DSなどは上下でパネルの仕様が異なりますよね)、同じパネルで二画面のタッチ操作がスムーズに行えるように、Sシリーズも同じですが、タッチパネルのチューニングは量産が始まった工場内でギリギリまでやっておられたお話などハードウェアやソフトウェアも徹底して拘って作られているのがヒシヒシと伝わってきました。

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ハードウェアも特徴的なのですが、私は以前も書いた通り、Sony Tabletの最大の魅力は今までバラバラだったソニーの各種サービスがタブレット上からひとつになってアクセスできる事だと思っています。そこは開発者の方々も推されていました。

しかし、敢えて難点を言うならば、なぜそこまでソニーのサービスがひとつになる事を頑張ったのに、ハードの発売日にほぼ全てがサービスインできなかったのか?と言う事です。買ってすぐに色々楽しみたいのに、PS storeやReader storeの最重要サービスが未スタートだし、それぞれがバラバラに始まるのは凄く勿体ないし、Sony Tabletに変に誤解を与えてしまうのではないかと危惧しています。ひょっとしたら、この前のハッキングによる影響が少なからずあると思いますが、残念です。

そうは言っても、それぞれのサービスがスタートした後も、続々と新しいサービスを始めていく予定とおっしゃっていたので、今では保留になっている音楽系のサービスやそれ以上のモノなどがスタートするのを期待したいと思います。(裏切られる可能性もありますが)

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トークショーの後の雑談の中で Androidのバージョンアップについてやたらと気にされている方が何人かいらっしゃいました。はっきり言って、4.0で何が変わるなんて理解している人は極稀でしょうが、ここまでバージョンアップについて気にされる方が多いのはAndroidを採用した宿命だと傍で聞いていて感じました。※一応、Sony Tablet SのWi-Fi版は3.2へのバージョンアップは予定されています。

私もAndroidは好きなので、バージョンアップはできればして欲しいですが、Sony Tabletは寧ろサービスに対してのバージョンアップが肝であり、OSのバージョンアップは二の次に注力するべきだと思っています。例えばMusic Unlimitedの日本でのスタート、DLNAのDTCP-IP対応、お出かけ転送機能などの対応も早急にして、よりソニー製品と繋がって行く方向への対応に注力して欲しいと思います。その後にOSのアップデートを対応して欲しいぐらいの気持ちです。

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トークショーの中で、Android OSの採用は手段でしか無いと言う発言がありました。これはひょっとすると、今後Windows 8 採用のSony Tabletの登場とか大いにあり得るかもしれませんね。

トークショーの後には日頃ブログなどでお世話になっている方々と初めてお会いできたりして、いつもとは違った意味でも有益なイベントだったと思います。

私もSシリーズを購入しましたので、他のタブレットとは違うSony Tabletならではの魅力や感じたことを今回のイベントを思い出しながら少しでもお届けできればと思います。

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蔵三

先日はお世話になりました。
(↑ 失礼が無かったでしょうか…汗)

当日予定されていた先約が急遽キャンセルになったのを幸いに、電車に飛び乗って駆けつけたんですが、参加出来て良かったです。

特に感じたのは…「あ、このチーム風通しが良いな」という事です。企画・開発・マーケティングの3者が、お互いに言いたい事は言い合って、なおかつ良いモノ(ここは快適なユーザーエクスペリエンス…と言い換えた方が適切かも知れません)を創り上げるために協力しているんだなと思いました。

そして、トークショー後にお話させていただいた中で、皆さん「むしろ、大事なのはこれからなんです!」という事をおっしゃってました。その言葉に賭けてみたいな…と思っています。
by 蔵三 (2011-09-12 01:37) 

taiseiko

蔵三さん
こちらこそお世話になりました。
そうですね。私も風通しのよさを感じました。私も大事なのはこれからだと思っています。
恐らく見て頂いていると思いますので、私達はtwitterやblogで意見や感想を伝えられたら幸いですね。
by taiseiko (2011-09-12 15:38) 

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