HTC EVO 4G レビュー （外観編）

HTC EVO 4Gをご存知でしょうか？現在存在するスマートフォンの中でトップレベルの性能と機能を持っていると断言できる凄いAndroid端末です。

先日米国で行われたGoogle IO 2010のイベントでこのHTC EVO 4Gが会場に参加した全員に無料配布され大きな話題となりました。会社の方がそのイベントに参加されていたので、こうやってレビューできる訳であります。

それではXperiaユーザーの視点からこのHTC EVO 4Gの外観レビューをさせて頂きます。

まずHTC EVO 4Gのスペックをおさらいします。液晶は480x800の4.3型TFT、CPUはXperiaと同じく1GHzのSnapdragon、1GBの内蔵メモリ。512MBのRAM容量はHTC Desireと同じです。カメラは800万画素LEDフラッシュ付きでHD720p動画撮影機能にも対応しています。またテレビ電話用に前面に130万画素のカメラも搭載しています。

通信系はWiFi（IEEE 802.11b/g）、Bluetooth 2.1、GPS、そして最大の特徴であるのが、3G網に加えて４G（WiMAX)に対応していることです。電子コンパス、microSDスロットと言ったお馴染みの機能はもちろん、HDMI端子や無線LANアクセスポイント機能など珍しい機能も備えており、まさにてんこ盛りです。

まず、どのくらいの大きさなのか、実感できるように４つのスマートフォンを並べて比べてみました。

左からXperia、Nexus One、HTC Evo、iPhone3GS。これだけの端末が一斉に揃ってしまう会社はやっぱりIT系だなと思います。。。

結構大きく見えますが、Xperiaと比較するとちょっと縦横大きいぐらい。

液晶の解像度はXperiaの方が上ですが、Evoはサイズがかなり大きいので、Xperiaより随分大きな印象がありました。

左がEvoで右がXperia

高さはほとんど同じでした。

HTC端末によく付いているポインティングデバイスは付いていません。ボタンも物理キーではなくて、タッチ式です。但しボタンの間隔は結構余裕があるので、ミスタッチとかはしませんでした。物理ボタンとポインティングデバイスがあるNexus Oneよりも余裕がある分、私は操作しやすいと思いました。

右側にハードウェアのボリュームボタンがあります。特別硬いとかやわらかいとか無く、押しやすいです。

左側には何もボタンがありませんでした。カメラが付いているのですが、ハードウェアボタンは無いです。

本体の下側にEvoの特徴のひとつHDMI出力とマイクロUSB端子があります。どちらもカバー等は付いていませんでしたが、目立つようなデザインでは無かったです。

背面。Sprintと言うのは米国のキャリアの名前です。HTC Evoは米国ではSprint独占販売で、6月にリリースされる予定です。そう、まだ発売されていないんです。

カメラは800万画素。720pのHD動画も撮影できるなどハイスペック。

銀色の部分はこのように引き出して端末を横向きに立てる事ができます。これ良いですよね。試したみたら縦向きは無理でした。

ヘッドホン出力は端末の上に有りました。電源ボタンも端末の上にあります。電源ボタンは小さいですが、押しにくくはありません。

背面のカバーを外すと真っ赤。たまげました。このカラーリングとカメラの部分は赤い彗星のMSを彷彿させますねー。こんなところにまで凝るなんてカッコイイ。

マイクロSDはここに差し込むようです。バッテリーを外さないと取替えできないのはXperiaと同じなんですが、どこにもSIMを挿すところが見当たりません。どうやら、本体に内蔵されているらしい。最強のSIMロックですねー。SIMロックは日本で騒がれていますが、米国でも普通にあります。こんな埋め込んでしまうような仕様もそれはそれで良いんじゃないかな？と思います。

バッテリーは裏も表も真っ赤。通常の3倍消費するとか言われているようです。。。冗談でしょうけど。

それなりにデカイですけど、思ったより重さを感じません。ガジェット好きな男性は多分好きなデザインだと思うのですが、ここまで大きいと女性受けはあまりしないデザインかも知れませんね。

HTCはどちらかと言うと今まで野暮ったいデザインが多くて、個人的にはあまり好きではありませんでしたが、このEVO 4Gはかなりカッコイイです。赤色をアクセントに使っているのも変にケバケバしくなく、上手く仕上げているなぁと言う印象です。黒に赤は冴えますしね。質感も安っぽさが無く、タッチ式のボタンも良い具合に間隔があって、決してデザインだけでは無い印象です。

次回のレビューでは電源をオンにして色々動かした様子をご紹介しますが、触って動かす度に魅力が増していきます。はっきり言ってこれは相当ヤバイ端末です。日本で発売されたら間違いなく台風の目になるでしょう。ただ、残念ながら今のところその予定はありません。

http://now.sprint.com/evo/

初めてのGoogle Androidプログラミング サンプルで学ぶ必須作法と基本手順

• 著者: ジェローム・ディマジオ
• 出版社: 日経BP社
• メーカー: 日経BP社

 

入門Google Androidプログラミング

• 著者: 伊原 頌二,藤枝 崇史,柴田 文彦
• 出版社: インプレスジャパン
• メーカー: インプレスジャパン

 

Google Nexus One

• メーカー: HTC

HTC EVO 4G レビュー （外観編）
HTC EVO レビュー(動作編）
Xperiaユーザーが見たNexus One
Android2.2 Froyo を触った
全世界で500万台を売り上げているGALAXY SをCEATEC　JAPANで見てきた。
Androidタブレットの本命？ GALAXY TabをCEATECで見てきた。
シャープとauの本気が見えるIS03をCEATECで見てきた
ZIOやGALAPAGOSを触ってきた。

タグ：XPERIA Android HTC Evo 4G

コメント 6

凄い！欲しい！カッコ良い！

wimax　CDMA2000 1xとの事で、AUでも対応できそうなんですが、AUのCDMA2000 1xは上り下りが逆で使えないそうですね・・・

wimax通信時は5時間ほどで電池切れ、みたいな噂もでてますが
どうにか通常通話も使えれば輸入してでも欲しいなぁ
by イーヴォ太郎 (2010-05-25 14:47) 

イーヴォ太郎さん　はじめまして。
欲しいですよね。私も欲しいです。動いているのを見るとますます欲しくなりますよ。Evoに匹敵するAndroidの登場を待つしかないですね。
by taiseiko (2010-05-26 00:27) 

simを刺す場所がないのは、本体に内蔵されているわけではなく、4Gだからです。
4Gはsimがありません。
3Gもあればsimが刺す場所があると思うのですが、EVOは4G onlyのようです。
by mainya (2010-05-26 11:28) 

EVO 4Gの4GってのはWimaxの事をSprintが4Gと評してるだけ。

Sprintが言う4G＝Wimaxで通話部には別に3G(CDMA)がある、そしてSIMも当たり前だけどあるよ
てか4G（lteがきたとしても）現状simが無くなるとはないよ
by korosuke (2010-05-27 01:35) 

mainyaさん、　korosukeさん　はじめまして。
コメントありがとうございます。
私もkorosukeさんと同じ理解だったのですが、通信と通話できる環境がこちらでは試せないので、はっきりとした事は分かりかねません。
レビューと評しておきながら理解不足で申し訳ないです。
ただ、SIM挿すところが見当たらなかったのだけは事実です。
by taiseiko (2010-05-27 09:18) 

どこかで聞いたのですが、間違ってたんですね。。。 > simがなくなる。
勉強になりました。
by mainya (2010-05-28 11:50)