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CEATEC JAPAN 2009 でCELLレグザを見てきた [その他]
先週末行ってきたCEATEC JAPANでソニー以外のメーカーで私が興味があったのが、東芝ブースのCELLレグザです。
CELLレグザ、簡単に説明すると、プレイステーション3でおなじみのCell Broadband Engineを採用した初の家庭用液晶TVで、このCellのパワーを活かして東芝は地デジを全チャンネルを録画するタイムシフトマシン機能や、アップコンバート機能の超解像処理、リアルタイムCM検出、ネットサーフィンのように録画した番組を検索できるローミングナビなど様々な機能を搭載したレグザの最上位モデルです。
東芝の液晶テレビはどっちかと言うとデザインがやわらかいのか尖がっているのか良く分からない中途半端な感じの印象があったのですが、このCellレグザは鋭角的でカッコイイです。
で実際にその映像を見てきましたが、たまげました。圧倒的なコントラストは誰が見ても分かるぐらいで、(これはCellとはあまり関係ありませんが)既存の液晶テレビとは表現力が明らかに異なります。写真では分からないですが、一応右が従来で左がCellレグザ。
アップコンバード機能の実力は演算処理が違えど、PS3でCellを使ったアプコンの実力や既存のレグザで好評な超解像度技術で、大体検討が付きますが、YouTubeのアプコンのデモは流石に元が汚いので、無理があるなぁと言う印象でした。見に来ていたおじさんはどこが綺麗なのか?みたいな問答を解説の人に聞いていたので、カタログに明記されるほどは綺麗にはならないです。
ディスプレイはチューナーを別にしているので、結構薄いです。
録画機能を搭載している事もあって結構デカイチューナーユニット。現状では地上デジタルのみの全番組録画で、Blu-rayドライブも付いていない事を考えると、ハイエンドの割には結構中途半端で、どうせやるなら徹底的にやって欲しいです。個人的にはバッサリと全録画みたいな一般人には要らない機能を削ぎ落として、50万ぐらいの価格でハイエンドモデルで出して欲しいです。
ネットサーフィンのように録画した番組を検索できるローミングナビですが、デモでは実際に録画した内容でローミングナビができるのではなく、あらかじめ用意された映像を流しているような感じでした。Cellプロセッサの実力がどれほどあるのか分かりませんが、本当にデモのように動くサムネイルがスムーズに動作するのか興味深いです。Cellがいくら高性能でも、HDDのアクセススピードの関係で、そんなにうまくいかないような気もするのです。
会場でカタログをもらってきましたが、カタログも相当気合が入っていました。
Cellを積んだ液晶TV、本来ならソニーに出して欲しかったのが多くのソニーファンの希望だったと思います。残念ながら業績低迷で、Cellに関してほとんど関わらなくなってしまい、Cellブラビアは無くなってしまいました。今後、ひょっとしたら出てくるかも知れませんが。
Cellレグザに関しては、ディスプレイ、サウンド、録画において、既存のTVでの最高技術を投入しているのは分かりましたが、もっとCellを使った楽しみを提供して欲しいと感じます。それが何なのか私には良く分かりませんが、そう来たかー!と思わせるような驚きが欲しい気がしました。現状では「それ、過去に似たような製品あったよね」のレベルなんですね。
そう考えるとソニーならもっと面白いものを出してくれていたような気がすると惜しいです。そうは言ってもまだ初代モデル。今後、普及モデルにもCellを積んでくる事が予想されるので、東芝のレグザはますます目が離せない存在になりそうです。
Cellレグザは100万円、PS3は3万弱と考えると半端無いぐらい安いですね。。

PlayStation 3(120GB) チャコール・ブラック(CECH-2000A)
- 出版社/メーカー: ソニー・コンピュータエンタテインメント
- メディア: Video Game


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