IFA2013の発表で感じたソニーの逆襲 [その他]
ドイツ・ベルリンで開催されたIFA2013ですが、ソニーの発表をリアルタイムで見ていたのですが、久しぶりに興奮しました。
ちょうど寝る前に見ていたのですが、興奮のあまりなかなか寝付けなかったぐらいです。しかもかなりの数の新商品が発表されましたので、ざっーと私なりの感想を交えてご紹介したいと思います。
VAIO
まずはVAIOから Fit multi-flip は事前にYouTubeにティザー広告として紹介されていたVAIOです。
VAIO Duoに続く変形ノートですが、これもかなり斬新なギミックですね。しかも13インチモデルでも1.2kgとかなり軽い。さらにさらに発表されていませんが、11インチモデルも控えていて更に軽量らしいです。
VAIO Tap と言えば今はTap 20があるのでそれのイメージで考えてしまいがちですが、見た目からXperia ZのWindows8版。しかもキーボードはマグネットで脱着可能なギミック。VAIOチームがSurface Proを見て「俺たちはもっと良いものを作れる」と思って作ったかのようなプロダクトだと感じました。
VAIOも一時は平凡なノートばかりな時もありましたが、最近は様々なスタイルで提供してきて面白くなってきました。
NFC
はっきり言って当初ここまでソニーがNFCを推し進めてくるとは想像もしていませんでした。フェリカの時の反省点を活かしつつ、Xperiaだけでなく、BRAVIA、VAIO、ウォークマン、カメラ、ヘッドホン果てはポータブルサーバーまでワンタッチであらゆる機器が繋がっていく姿を見ているとソニー商品でそろえて行こうと思わせるのに必要十分だと感じています。
ハイレゾ
IFAの発表の前ではあまり大きく取り上げられていませんでしたが、今回の発表の中で印象深かったのはハイレゾ製品の拡充とそれを明確に推し進めていく姿でした。
ウォークマンはF886シリーズが発表されました。前述したNFCの搭載、ハイレゾ対応のS-Master-HX、再生ボタン搭載など現行のFとZシリーズで不満に感じている部分が改善されているように思います。さらにプロトタイプのウォークマンも展示されていたそうで、楽しみです。
ヘッドホンはXBAシリーズがハイブリッドタイプとして生まれ変わりました。正直ソニーのBA型の音は私は好みでは無かったのですが、定評のあるダイナミック型と組み合わさったハイブリッド型はとても興味があります。
さらに9.1ch対応を実現したデジタルサラウンドヘッドホンシステム 『MDR-HW700DS』、ポータブルアンプの新モデルのPHA-2、HDD搭載プレイヤーHAP-S1などなど数々のハイレゾ対応商品が発表されていました。これら一連の商品は「Hi-Res AUDIO」ロゴを新たに付けてソニー全体でAVメーカーのAの部分を力強く推し進める姿はとても好感が持てるし、大きく期待したいと思います。
あと、何気にハイレゾでは無いですが、NFC対応のデジタルノイズキャンセルヘッドホン MDR-EX31BNも発表されていましたね。これも大注目だと思います。
ただ良くを言うならVAIOにこのAの部分をアピールするソフトをまた搭載して欲しいですね。
4K
次はAVのVの部分。4K BRAVIAの新商品はもちろん、4KハンディカムFDR-AX1、4KプロジェクターVPL-VW500ESなどが発表されました。4Kに関してはまだまだ微妙な状態だと私も思いますが、ようやくHDMI2.0の仕様も明確になり、それに合わせて既存の4K BRAVIAもソフトウェアの更新で対応が予定されているので、そろそろ普及シーンに突入してくるのでは?と思います。
XPERIA
One Sonyを具象化する最もコアとなるプロダクトがXPERIAだと私は思います。そのXPERIAの最新モデルXPERIA Z1も発表されました。Gレンズの冠を持つ最新のカメラは35ミリ換算で27ミリ相当・F2.0、20.7MPなど既存のスマホのカメラを圧倒的に上回る驚異の性能を引っ提げて来ました。Zを所有している私も思わず羨ましくなるデキで嬉しい悲鳴です。
そしてスマートフォンの周辺機器では無いですが、サイバーショットQX100とQX10は、スマホでコンデジ市場が喰われていると言われている中、逆手を取ったような斬新な商品まで登場しました。当初はこのような製品にCarl Zeiss Vario-Sonnar T*のレンズなんてバカじゃないのか?と思っていましたが、実際発表されるとこんなのを再び出してくれるようになった事の喜びみたいなのを感じています。極め付けはカメラをスマホから制御するAPIまで公開されたこと。私も何か作りたいですね。
まとめ
クラウドへ世の中はシフトしていますが、最終的にそれらのコンテンツを再生するのはユーザーが所有するデバイスです。誰もが綺麗と感じる高画質、圧倒的な高音質、そして持っていて誇りに思えるデザインがあるメーカーが最後には勝利すると思っています。平井社長が言う五感の部分ですね。そこを見失っていない限りソニーに勝ち目はあると私は思います。何故なら他のメーカーはどこかが足りないからです。
ソニーファンだから言う訳ではありませんが、今回のIFA2013の発表でこれからのソニーは非常に期待できると改めて実感しました。進むべき方向性、個性的な製品、One Sonyの具象化、そして何より欲しいと思えるプロダクトの誕生。ソニーの本格的な逆襲は始まったばかりです。
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売れるか売れないかは別として
ソニーはだいぶ復活してると思います。
出てくる製品がソニーらしいのが多いです。
by はまちゃん (2013-09-11 22:26)
はまちゃんさん
ソニー本体は最近面白くなってきましたよね。発表がたのしくなってきました。
by taiseiko (2013-09-17 15:24)