VAIO Z (VPCZ2) の真価 [vaio]
VAIO Z2が発売されて早くも4か月程経ちました。私も毎日のように利用していて、満足度が高いです。何だかんだ言ってもハイスペックは正義。そこで、日常的に使っていて感じたことを書いてみようと思います。
非常にごちゃごちゃしていますが、これが私が普段VAIO Z2を使っている環境です。
フルHD
13インチのモバイルPCなのに、フルHD液晶搭載されているのはVAIO Zならではの大きな利点です。
やはり、開発するにしても、解像度が広いと、表示できる情報量は圧倒的で物凄く便利。
特に横は1920ドットもあるので、このように、ドキュメントを見ながら、コードを書いたりするのも楽々できるのもフルHD液晶だからこそです。
現実問題として13インチでフルHDは流石に文字が小さく肩がこりますが、それを差し置いても持ち運べるモバイルノートでいつでもどこでも、フルHDの環境が手に入るのがVAIO Zの魅力だと感じています。
Power Media Dock
Power Media Dockは外部GPUを外に出すなど、技術的に面白い要素が目立ちますが、私が気に入っているのは、ドッキングステーションとして使える点だったりします。通常、ドッキングステーションだと高いし、値段のわりには対してメリットも無いので購入しないのですが、このPower Media DockはGPUを外に出していながら、それなりの価格に抑えられているのがポイントが高いと思います。
普段は約1kgの軽量ボディを待ち運べながら、家に帰ってUSB端子に差し込むだけで拡張性とGPUパワーが強化されるのは思っていた以上の便利さを感じています。地味なのですがPower Media Dockを付けるとUSB端子が増えるのはめちゃくちゃ便利。本体だけで使う時はタッチパッドで操作するけど、家に着いてPower Media Dockに繋げるだけで、有線マウスなども同時に使えたりする利用スタイルも可能なんですよね。
USBと言うと、PoweredUSBも便利です。これはVAIO Zに限った話では無いですが、電源切ってもXperiaなどを充電できるのは利便性があります。
ACアダプター
上記のPower Media Dockの関係でACアダプターが2つ付いていますが、家の中ではPower Media Dockに大きい方のACアダプターにつなぎっぱなしにして、外に持ち出す時だけ小型のACアダプターを持ち運ぶスタイルは良く考えると理想的だと思います。当初は二つもあるなんてナンセンスだと思っていたのですが、Power Media Dockは持ち歩きませんし、GPUを外に出した事なのか、通常のACアダプターもVAIO Z11の時に比べて小型化されているので寧ろ便利なったと感じています。
軽さ
Core i7の標準電圧版である2.7Ghzの動作クロックを備えながら、1.1kg程の重量で抑えているのは本当に驚異的。VAIO Zよりちょっとスペックが劣って同じぐらいの重量のPCもありますし、ちょっと重量が増えるPCもありますが、圧倒的に高性能で、少しでも軽量なPCが欲しい人にはこれしか無いような存在だと思います。
キーボードとパームレスト
キーボードのストロークが浅いのは見た目からして十分に理解していました。それでも、私はこのキーボードとパームレストに関しては不満があります。それは上の写真を見て頂くとお分かりになると思うのですが、手垢がものすごく付きやすい事なのです。ちょっとこれだけは、是非とも改善して欲しい点だったりします。
VAIO Zのデザインは著名なデザイナーである森澤有人氏がデザインされています。古くは化粧品パッケージなどのデザインを経て、ソニーデザインセンターのアートディレクターとして活躍されている凄い方です。ですが、どうもVAIO Zのデザインを見ていると、この方普段PC使っていないんじゃないのかな?と思わせるようなデザインがあり、使い勝手が悪い部分が多々見受けられるんですよね。その典型がタッチパッドの位置だと思うのですが、位置が本体のど真ん中にあってスペースキーの真下にありません。これだと、見た目は確かにカッコイイんですが、Windowsの場合、ホームポジションに手を置いた時、手がタッチパッドに触れてしまいすぐにカーソルが飛んでしまうんですよね。
そんなデザイン重視で使い勝手が損なわれているにも関わらず、どうしても欲しいと思わせるデザインなので困ってしまいます。閉じた状態は本当にガッチリしていてカッコイイ。重厚なデザインでありながらも、フルフラット。そしてカーボンの質感も所有欲を満たす魅力はたまらないものがあります。
まとめ
なにかと良く比較されるMacBook airや
同じSONYで価格が抑えられているVAIO SBなどに比べると、明らかに価格が跳ね上がりますが、それらのライバルとなりうるノートPCには無い魅力がVAIO Zにはあります。ただ、それが万人に受けるのかと言われると、決してそうだとは言えないのがVAIO Zなんだと感じています。
デザイン重視のために利便性が落ちても、それでもカッコイイから選んでしまったり、明らかに文字が小さいのに13インチでフルHDがどうしても必要だと感じてしまったり、モバイルなのに3Ghzに届きそうな通常電圧のCPUが欲しいと思ったり、SSDそのものが高速なのに、敢えてSSDのRAIDに魅力を感じてしまう、そんな欲張りな人の唯一無二の存在がVAIO Z2だと感じています。
万人には決して薦められないですが、これしか無いと断言できる究極のモバイルPCなのは間違いありません。少しでも魅力を感じたなら、あなたも既にVAIO Zが放つ魔力からは逃れられなくなっている事でしょう。
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- 出版社/メーカー: ソニー
- メディア: エレクトロニクス
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今頃になってやっと購入しましたw
去年Z13を買ったばっかりというのもありますが、私的には気軽に持ち出せる用に、もーちょっと小型なのが欲しかったかたです(XのZライクみたいなので)。Yがそれほど小さくないなぁーとかZENBOOKとか検討比べてみて、最終的にZに至りました。
by 白吉 (2011-12-06 23:58)
白吉さん
私も実はもうちょいフットプリントが小さい方がうれしいです。ちょっと液晶周りが太くなってしまいましたしね。
何はともあれご購入おめでとうございますw
by taiseiko (2011-12-07 18:44)