Xperia arc (SO-01C)レビュー (ソフトウェア編) [Xperia/Android]
今回はXperia arcのソフトウェア周りを詳しく見ていきます。
いきなり結論を書いてしまいますが、今までIS01やXperia X10、そしてGalaxy Tabを所有し、IS03やHTC Evoなどもレビューしてきましたが、Xperia arcはそれらの過去のAndroid端末を圧倒的に抜き去るぐらいのパフォーマンスとバッテリーの持続時間です。ちょっと想像以上で驚いています。
それでは細かく内容を見ていきましょう。
ロック画面
ロック画面はXperia (SO-01B)を2.1にバージョンアップした時とほぼ同じです。これはAndroid2.3標準とほとんど変わらないですね。Xperiaが登場した時の独自の斜めにロックを解除するデザインが実は好きでした。
ホーム画面
デフォルトではデスクトップは5スクリーンでした。もちろん追加もできます。
一番下にはランチャー的なものが常に表示された状態です。
Xperiaでも別途開発されたホームアプリなどを入れたらできていた事ですが、標準のホームアプリで
フォルダを作成できる機能など、利便性はかなり上がっています。欲を言うともう少しアイコンのバリエーションが欲しかったところ。
まとめてフォルダは表示するときはこんな感じでポップアップが出てきます。
アプリ一覧は横にスクロールするようになりました。今まで縦向きにスクロールするタイプを使っていたのもあって私はまだあまり慣れないです。
アイコンの並び替えは凄い便利です。最近インストールしたアプリでソートするのがお気に入りです。
今回からウィジェット内で操作できる事が格段に増え、写真などウィジェット内で面白いようにクルクル動きます。メディアウィジェットもtimescapeもビックリするぐらい軽快に動きます。
またウィジェットをこのようにひとつにまとめて表示させる機能など、ホームアプリはかなり使いやすくなりました。
ステータスバーはAndroid標準とほぼ変わらない印象。wi-fiなどの通信の設定のオン・オフができるぐらいの機能は欲しかったかも。
プリインストールアプリ
音楽ですが、Mediascapeは廃止されてこのようなウィジェットになったのですが、
基本的な使い勝手は音楽に特化したMediascapeと言った感じでインフィニットボタンも健在です。
インフィニットボタンを押した後はyoutubeしか一覧に出てこなくなりましたが、レスポンスは凄く早い。多分先読みしているような気がします。全く待たされない感じです。
Mediascapeと同様にXperiaシリーズでは賛否両論あったtimescape。これもかなり早く動くようになりました。ただ、メディア系との統合は廃止されたようで、カメラや音楽再生履歴は表示されなくなりました。機能を絞って速度を優先させた印象です。
Xperia X10(SO-01B)では結局搭載されなかったDLNAサーバー機能
クライアント機能はありませんが、サーバー機能がarcにはあります。少し試してみると、Windows7のメディアプレイヤーからarcの中に初めから入っていたFF14のデモムービーなどを再生できました。
これはこれでまぁまぁアリな気もします。でもできればDHCP-IP対応のクライアント機能が欲しい。
IMEはおなじみのPOBOX。
着せ替え対応で、Web上では最新のスキンが公開されています。
カメラ
カメラは今回も機能が豊富です。もちろん顔認識機能も搭載されています。テレビの中でもバッチリ認識します。
スマイルレベルも表示されるようになりました。
サイバーショット顔負けの豊富な機能と裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R for mobile」による高感度な画像が撮影できます。ただ、シャッターを押してからのタイムラグは専用機には及びませんね。
シーンセレクトもかなり豊富でまず困る事は無いと思います。カメラについてはまた後日じっくりとご紹介したいと思います。
Android2.3
Androidのバージョンは2.3.2でした。Android 2.3 gingerbreadは最新バージョンは2.3.3になります。GoogleケータイことNexus Sは2.3.2までリブートを頻繁に繰り返す問題で悩まされていました。Xperia arcもリブート問題があるのではないかと懸念していましたが、やはりリブートする時があるようです。私も2日目でいきなりリブートしました。早く2.3.3になって欲しいです。
ブラウザはもちろんFlashプレイヤー対応です。Galaxy Tabで感じたフラッシュ再生のもっさり感は随分解消された気がしますが、それでもまだもたつきますね。
ブックマークの表示などは標準的なモノで、変に変更されている様子はありません。
Tips
ちょっと最後におまけ的なTipsを紹介したいと思います。arcを使っているとたまにアプリによっては文字が崩れたり描画がおかしくなるときがあります。そのような時はSpare Partsなるアプリケーションをインストールして
Compatibility Modeをオフにして再起動すると解消します。
このSpare Partsはその他にもディスプレイの明るさを自動調整する機能やActivityのライフサイクルを調整する機能などがありますので、インストールは必須だと思います。
何かと世間を騒がすテザリング。現在、2011年3月の時点ではrootは取得できていないのもあってdocomoが意図的に塞いだテザリング機能は封印されたままです。
ただ、PDA Netなるアプリを利用すればUSBケーブルもしくはBluetooth経由のテザリングは可能です。
買い替えを悩んでおられる方へ
Xperia arcに付属しているPC CompanionをPCにインストールすると、噂のFelica搭載のXperia acroなるものが表示されています。これには正直驚きました。
おサイフ機能は確定していますが、ワンセグや赤外線、防水はどこまで実装されてくるのか未知数ですが、外観はarcと全く同じ形で出てくる事はまずあり得ないと思います。arcの薄型デザインはめちゃくちゃカッコイイですしね。そして、最も懸念されるのが地震による影響でどこまでリリースが後になってしまうのか?と言う事もあります。
Xperia arcは本当にバッテリー持ちも良く、レスポンスは驚くぐらい良いです。今までのXperia X10や国内でリリースされている他のAndroid端末とは比較になりません。これをベースに開発されているので、多分そこそこ良いレスポンスは確保されると思いますが、国内でAndroid2.3搭載の機種が限られている今だからこそ手に入れられる満足感と言うのがあるのも事実ですよね。
自分にとっておサイフやワンセグがどれほど必要なのか考えてみて、今決断して、生まれ変わったXperiaを手に入れるのも良いですし、実際に発表されてから比較して購入するのも全然問題無いと思います。私もacro登場時に追加で購入するのかじっくりと検討したいと思っています。
ですが、おサイフなんていらない、初代XperiaもAndroid2.3になるからほとんど同じだろうし、我慢しようと考えられている方がいらっしゃるのなら、もう一度考え直してみる事をオススメします。本当に全然違いますので。
MSY Crystal Series クリスタルケース for Xperia arc Red/レッド EPA02-002RD
- メーカー: MSY Co., Ltd.
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- メーカー: MSY Co., Ltd.
遂に正式発表された Xperia arc SO-01C 雑感
ソニーストアでXperia arcを体験してきた。
Xperia arcを体験してきた(その2)
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Xperia arc レビュー(まとめ編)
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正式発表されたXperia acroは買いなのか?
私は車持ってないのでFelica搭載は必要ですね。(Eddyもコンビニとかでよく使ってますし、2枚もつのは大変…)なのでakane待機です。auのガラケー回線もあることですし。いまは我慢です(`´)
ところで、差し支えなければ結構なのですが、画面のスクリーンショットはHDMIからキャプったのですかHDCPはかかってなかったのでしょうか?
by 白吉 (2011-03-27 22:15)
白吉さん
acroは期待して良いと思いますよ。我慢も大事ですね^^;
スクリーンショットは全てPCから撮りました。開発ツールから撮ると赤っぽくなってしまったので、Android Screen Monitorなるツールでキャプチャーしています。
by taiseiko (2011-03-27 23:02)