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敢えて今VAIO Z(VPCZ1)をレビューする [vaio]

昨年はVAIO Tが無くなってしまった為にどうもVAIOは(特にモバイルが)手抜きだったみたいな意見がソニーファンの間で聞こえますが、私はZシリーズやEシリーズはなかなか良かったと評価しています。

そこでそろそろ新型の噂も聞こえてくる2011年に入った今、ここ数か月ソニーVAIO Z(VPCZ12)を利用していて感じた事を書いてみようと思います。

質感

質感は間違いなくVAIO、その他のPCと比較しても間違いなくトップクラスに入ると断言できます。

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ヘアライン加工された本体、流れるようなセクシーともいえるカーブ。

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カーボン素材をふんだんに使った天板、ミラー処理されたVAIOロゴ、

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そして鮮やかな電源ランプなどなど、使っている自分まで惚れ惚れしてしまいます。

裏側や、バッテリーが取り外し可能な為にバッテリー結合部分など、やや継ぎ接ぎ感が出ている部分は、バッテリー内臓のMacBook Proなどと比較すると、ちょっと残念な感じもしていますが、バッテリー内臓かバッテリー交換可能か?そこは判断が難しいところですね。

入力インターフェイス

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私はキーボードはバックライト無しのモデルを購入しましたので、バックライトありでは、やや感覚が異なる可能性がありますが、アイソレーションタイプを採用しているキーボードの中ではかなり打ちやすい部類だと感じています。キーボードは硬さなどで好みはありますが、私にはこのVAIO Z(VPCZ1)のキーボードはちょうど良い硬さに感じています。もう少しストロークが欲しい気も若干しますが、些細な問題だと思います。

メーカーや機種によって配列が若干変則的になっていたり、キーの大きさが極端に小さい場所が存在したりする場合もありますが、Zシリーズは至って普通の配列とキーの大きさです。アイソレーションタイプに拒絶感を感じないのであれば、充分仕事にも使えるでしょう。

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キーボードと同じく私が高く評価しているのが、タッチパッドです。最近はユニボディのMacBookのヒットなどの影響で、Windowsマシンもタッチパッドが巨大化しているモデルが増えてきました。しかし、このVAIO Zほど絶妙な大きさと位置に置かれているタッチパッドはなかなか無いような気がしています。キー入力をしている最中にタッチパッドに触れて意図しない位置に飛んでしまうような事もありませんし、適度な滑り心地でマルチタッチ操作もあまり違和感がありません。(Windowsのマルチタッチがいまいちなのは置いておいて)

本体サイズ

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本体はBDドライブを搭載する事が前提として作られている為、厚みはそこそこあります。極端に太いとは感じませんが、光ディスクのドライブが無い機種と比べるとやはり厚みは感じてしまいます。個人的にはディスクドライブに必然性を感じないので、もうちょっと薄くて軽いのが欲しいです。

13.1型ワイドの液晶を搭載していながら、フットプリントは極限とも言えるぐらいまで小さくされているのですが、やはり持ち運びとなるとやや大きいなぁと感じてしまいます。ただ、個人的にディスプレイサイズは13.1型以下になると見にくくなると思っていますし、ましてやVAIO Zの場合フルHD(1920x1080)な解像度を選択すると、13.1型でも文字のサイズは限界に近いと感じています。

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ただ、重量は構成にもよりますが、1.3kg台をキープできるのは特筆すべきことだと感じています。私の購入した構成では1.36kgなのですが、手にした時や鞄に入れた時は想像以上に軽いと感じます。これだけのパフォーマンスのあるPCをこれだけの重さに抑えているのは凄い事だといつも感心しています。

パフォーマンス

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パフォーマンスに関しては、現状このVAIO ZのライバルになるようなモバイルPCは出てきていません。Core i7を搭載できるPCは数多くありますが、特にSSDのRAID0構成をさらにRAID0にしたクアッドSSDは想像を遥かに超えたパフォーマンスで、他を圧倒しています。本当に全ての操作がまるで魔法のように素早く動作します。この部分を越せるノートPCは当分出てこないでしょう。

ディスプレイ

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ディスプレイはフルHD解像度のディスプレイが選択できるのが大きな特徴です。ただ、その広さと引き換えに文字が読みにくいと言う問題があるのは否めません。自然と姿勢も悪くなってしまいがちですし、人によっては店頭モデルなどのワンランク下の1600x900のディスプレイの方が見やすいでしょう。この液晶はある意味究極ですが、新型がリリースされてもこの液晶ディスプレイを採用し続けるのか?興味深いところです。

ハーフグレア液晶なので、映り込みもかなり抑えてあります。それでもAdobe RGBカバー率約96%の広色域を備えているなど液晶の発色はかなり良いので、液晶品質はとても気に入っています。ただ大きな問題では無いのですが、横から見るとちょっと色合いが変わってしまう傾向があります。

スタミナ

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VAIO Zはこれだけのパフォーマンスがあるにも関わらず、GPUの切り替え機能などを利用してバッテリー駆動時間を延ばす事が可能です。私の経験からWi-Fiを普通に使うなど、日常的な使用シーンで4時間程度は持つと感じています。(メーカー公称ではSバッテリーで約7.5時間です)これが長いか短いかは人によると思いますが、私はちょっとした会議や勉強会での利用シーンであれば、必要十分なぐらい持ってくれていると感じています。

ただ、丸一日外で使うような場合は心許ないのは確かです。噂ではintelの新プラットフォームSandy Bridgeではバッテリー駆動時間が若干持つような話ですが、30分から1時間ぐらい駆動時間が伸びてもあまり印象的には変わらないような気がしています。個人的には、パフォーマンスは低電圧版ぐらいの程々で構わないので、VAIO Xのように一日持つ機種も欲しいです。ただ、そこはVAIO Zの目指すところでは無いと思いますが。

安定性

PCを安心して使うためにはやはりその安定性は重要だと思っています。幸いにも私のVAIO Zはとても安定して動いてくれています。今まで一度もブルースクリーンになったり、固まってしまうような事はありません。

しかし、私の知人のVAIO Zはちょっと不安定でクラッシュしてしまうと嘆いています。この問題はWeb上でも結構取り上げられている方がいらっしゃるのでご存じの方も多いでしょう。

実際の問題は何らかのアプリケーションと相性が悪いのかも知れませんし、噂ではVAIO Zに搭載されているNVIDIAのGPUの個体差だと言う話ですが、もう少し安定したGPUを選択するなどVAIO開発チームには徹底した安定性を望みたいと思います。

新型の噂

 

intelが先日発表したSandy Bridgeと呼ばれる新しいプラットフォームの登場で、VAIO Zも新型が出てくるのでは?と言う噂が出ています。

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実際、先日アメリカで行われたCES2011で新型のVAIO Zらしきものが登場し話題になっています。

実際、これがZの後継として出てくるのかまだまだ謎が多いのですが、GPU切替可能・光学ドライブ搭載など基本コンセプトは受け継いでいるのですが、シリンダーデザインの廃止などやや好みが分かれそうなデザインになったと言う印象です。

VAIO Zが今後一体どんなモデルチェンジをするのか今から期待していますが、今までのVAIO Z系のモデルチェンジの流れを考えると、マイナーチェンジ版になってフルモデルチェンジのパターンが多いので、今度のZは中身はごっそり変わっているけど、外観はマイナーチェンジになるのではないかな?とも思っています。取りあえず出てくるまで何も分かりませんね。

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    コメント 2

    白吉

    Zは持ってみて良さが分かりましたね。
    旧Z9x系とは質感も体感速度も違い別物といってもいいくらい。
    コネクタ類が剥きだしなのと拡張コネクタ、Expressカード口が、
    取り外し式というは、配置の関係かもしれませんがやや残念でした。
    キーボードは私にはマット過ぎますね、もっとツルツルしたほうが好みです^^
    うちはトラブルは1つだけ。ちょっと古いDTMソフト(いちおう7は対応なのですが)入れたらオーディオIFチェックの所で吹っ飛びました(゚Д゚;)最新のバージョンを買う羽目になりましたが、最新版では安定しています。
    Zこれはこれで素晴らしいのだけれど、このパフォーマンスをなるべく維持しつつ、Tクラスのもうちょい小さめのをっていうのが皆さんの意見でしょうかね。
    by 白吉 (2011-01-10 16:57) 

    taiseiko

    白吉さん
    そう言えば確かに、剥き出しコネクタは私もあまり好きでは無いです。しかも、最近はダミースロットとか増えてしまいましたよね。ダミーじゃないのは現行ではFぐらいじゃないでしょうか?
    なかなか皆さんの欲しいPCの要求スペックは高いですが、何とか良い具合に落とし込んだモバイルVAIOが出てきて欲しいですね。
    by taiseiko (2011-01-10 21:20) 

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