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BRAVIA HX80R モーションフローの実力をレビュー [BRAVIA/BDレコーダー]

オールインワンBRAVIAであるKDL-46HX80Rの画質についてやっと語りたいと思います。おかげさまでKDL-32EX700シリーズの画質のチューニングについては結構評判なようで嬉しく感じているのですが、やはり画質については色々な意見があるのでかなり気を使います。

私がこのBRAVIA HX80Rを購入した理由は3DやBDレコーダー機能など色々あるのですが、BRAVIAの倍速技術であるモーションフロー4倍速も購入理由のひとつでした。このHX80Rの前は倍速技術がないX2500シリーズを利用していたのですが、TV番組の最後に流れるテロップなどはとても見にくくて気になる部分だったのです。それが4倍速技術でどのような効果が得られるのか?興味深々でした。

モーションフロー4倍速とは?

まずモーションフロー4倍速について説明したいと思います。

motionflow

詳しくはソニーのオフィシャルサイトなどをご覧頂くと良いのですが、他社のテレビなどに実装されている倍速技術は実在フレームの間に疑似的に作り出した補間フレームを一枚作り出して挟み込み120Hzとしているものです。

これに補間フレームの間にLEDバックライトをオフにするなどして黒スキャニングを介入させたのが他社メーカーのなんちゃって4倍速です。しかし、ソニーのモーションフローはそもそもの元フレームの間の補間フレームを2枚作り出し、さらに黒スキャニングを行う本当の4倍速で、他社の謳い文句ならば8倍速技術になります。但し、このモーションフローの4倍速は一部下位機種には付いていません。

これだけでも、相当凄いと言うのがお分かりになるでしょうか?

見比べてみた

DSC02914

で、このBRAVIA KDL-46HX80Rにはモーションフローのモードが「標準」「スムーズ」「クリア1」「クリア2」「切」の4パターンあります。「切」は文字通りオフなので分かりやすいのですが、他の3つは何だか良く分かりませんでしたが、調べましたし、実際に見比べてみました。ソニーさんに注文付けるとすれば、モーションフローの効果もTV上に説明を付けて欲しかったかな?

話によると元々が複数のセルによって作られているアニメで効果が分かりやすいと言うのを聞いていましたし、前述のドラマなどの最後のテロップも気になっていましたのでその二つを比べています。

アニメ ガンダム00 1stシーズンOP

DSC02913

まず、「スムーズ」ですが、これは補間フレームの支配率を上げたモードなのですが、まさにコマが増えたそのもの。非常に滑らかにヌルヌル動きます。アニメは本当にその効果はテキメンで、ちょっとやり過ぎなぐらいの印象でした。フォーカスが変わるような場面もネメーとした感じで動きます。

「クリア1」「クリア2」は黒スキャンニングが組み合わされるモードです。これはプラズマテレビのインパルス駆動を疑似的に行わせるために補間フレームの間にバックライトをオフにします。どうも、人間は間が暗くなったりすると適度に映像を自然と脳が補間してくれるそうで、黒を挿入することで映像のブレを少ないように見せさえるのですが、バックライトがオフになるため暗くなる傾向があります。

特に「クリア2」はかなり暗くなります。対して「クリア1」はバックライトがオフになる時間を低減させているらしく、明るいのですが、その分脳の補間が短くなりちょっとブレを感じてしまいます。

上記のガンダム00のOPを見た感じでは、「クリア1」「クリア2」ともにオフに比べると滑らかに動きますが、「スムーズ」のようなヌルヌル感はありませんでした。

最後に「標準」ですが、これは文字通り標準で、黒スキャンニングは入りませんが、ヌルヌル感は適度に抑えられたモードです。ガンダム00のOPを見た感じでは「標準」も「クリア1」も大きな差は無いように感じました。

ドラマ 黄金の豚 ED

DSC02918

次に私が最も気になっていたTV番組の最後の横にながれるテロップです。

これは「切」とモーションフローオンとの差は物凄くはっきりしています。「切」で見ると

DSC02917

こんな感じでもう文字読めません。液晶テレビ終了のお知らせみたいな気分になります。

この文字が流れるシーンでも「スムーズ」は文字が綺麗に動きます。はっきり読めます。これは素直に凄い!と感動しました。

次にクリアモードで試してみましたが、「クリア2」もはっきりと文字が読めましたが、「クリア1」はちょっと破綻してました。結構差があります。

そして「標準」ですが、普通に番組を見ている最中はあまり差を感じない「クリア1」と「標準」なのですが、テロップが流れるシーンでは「標準」の方が文字が読みやすかったです。変な残像感も感じませんでした。意外に差があると感じます。

まとめ

「クリア2」はもっとも違和感無く残像が減るが、暗めなので暗い照明にしてみる時に最適だと思います。ただ、相当暗くなるので、明るい照明の部屋ではオススメしにくいです。

「クリア1」は残像感はややありますが、暗く無く補完的な違和感が少ないです。ただ、文字が流れるようなシーンでは「標準」よりブレが気になりました。「標準」との使い分けは好みの問題のような気がしています。

「スムーズ」は暗く無いですが、補間が強いので非常に滑らかに動きます。ただ悪く言うとヌルヌル動きます。これが好きな人は良いと思いますが、好みがはっきりとするでしょう。

「標準」は補間されてますが、違和感無く補完してくれます。「スムーズ」に比べるとブレますが、残像もかなり少ない印象です。暗くもならないので、名前の通りこれが無難なのかも知れません。

と言う事で色々と試してみて、私の設定では結局「標準」に落ち着きました。

BRAVIAのモーションフローの仕組みと実力が理解できたでしょうか?私は今まで当倍速で見ていてちょっと気持ち悪くなるようなシーンもモーションフローのおかげで随分見易くなった印象です。

※HX80Rでレビューしましたが、その他のモーションフロー4倍速を搭載した機種(HX900など)でもパネルの違いはありますが、ほぼ同じ効果だと思われます。


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コメント 2

sonyandvaiofan

こんにちは。

BRAVIAの倍速技術は国内外で評判いいですよね。

いよいよ2011モデルのHX920系などでは、
モーションフロー8倍速?になるようです。
技術の進歩はすごいですね。
by sonyandvaiofan (2011-01-08 14:21) 

taiseiko

sonyandvaiofan さん
どんどん進化するので次々欲しくなってしまいます(^_^;)
モーションフローは想像以上でした。X2500とはまさに雲泥の差を感じています。
by taiseiko (2011-01-08 20:50) 

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