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VAIO Z(VPCZ1)レビュー (パフォーマンス編) [vaio]

今回のエントリーではVAIO Zのパフォーマンスについて私なりの視点でレビューします。
現在、パソコンで最もスピードでボトルネックになっていると言われているのが、補助記憶装置であるHDDドライブです。
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HDDのメリットは大容量で、低価格なのですが、速度の面ではいまひとつでした。
そこでSONYはコンシューマー向きのPCにもハイエンドモデルのVAIO type RなどでRAID 0と言われる、二つのHDDにデータを並列に書き込んで速度を上げるテクノロジーを利用して、速度アップを試みたり、
VAIO type UではSSDと呼ばれるフラッシュメモリーをHDDの代わりに搭載させる事もいち早く取り組むなど、この補助記憶装置の速度を早めようと随分前から他社に先行して取り組んでいました。
SSDのメリットはハードディスクの磁気ヘッド退避時からの復帰や磁気ヘッドを目的の位置に移動させるシーク動作にかかる時間がないため、速度の面で有利なのですが、いかんせん価格が最大のデメリットになります。
このSSDをなんと贅沢にも4台使い、それをRAID 0にしてしまうと言う、一体何を考えているんだ?と言わんばかりの仕様の構成が今回購入したVAIO Zでは選択できてしまいます。
但し、値段も相当跳ね上がってしまいますが。。。ソニーは古くからRAIDやSSDを採用していたので、ここまで出来るノウハウがあるのでしょう。普通は信頼性の意味でなかなか採用できないと思います。。。
VAIO Z開発者インタビュー。新製品のコンセプトから内部構造にまで迫る
前置きがかなり長くなってしまいましたが、今回私が購入したVAIO Z(VPCZ1)の構成は下記の通りです。
CPU Core i5-520M(2.4GHz)
グラフィック スタミナIntel(R) Graphics Media Accelerator HD、スピード NVIDIA GeForce GT 330M GPU
RAM 4GB
ストレージ クアッドSSD 256GB + DVD
多くのレビューサイトではCore i7やメモリ8Gなどフルスペック仕様ですが、ちょっと抑えたスペックでどの程度の数値が出るのか?検証してみます。
このVAIO ZはSTAMINA設定とSPEED設定で利用するGPUが変化します(スタミナIntel(R) Graphics Media Accelerator HD、スピードはNVIDIA GeForce GT 330M GPU)ので、両方のスコアを表示します。
まずはおなじみのWindows7のエクスペリエンスインデックス
スピードモード
プロセッサ 6.7
メモリ 5.9
グラフィック 6.4
ゲーム 6.4
HDD 7.9
やはりHDDのスコアが天井の7.9をたたき出しています。ただ、メモリが4Gなので足を引っ張っています。6G以上だと6突破します。
スタミナモード
プロセッサ 6.7
メモリ 5.9
グラフィック 4.5
ゲーム 5.3
HDD 7.9
スタミナモードだと逆にグラフィックが足を引っ張っています。
ちなみにキャプチャーはありませんが、
CPU Core i7 620M 2.66Ghz
グラフィック スタミナIntel(R) Graphics Media Accelerator HD、スピード NVIDIA GeForce GT 330M GPU
RAM 8 GB
ストレージ クアッドSSD 256GB
このモンスター構成だと
プロセッサ 6.9
メモリ 6.9
グラフィック 6.4
ゲーム 6.4
HDD 7.9
のようです。あと、SSDデュアルの構成(64x2)の場合は、HDDのスコアが7.5のようです。
参考程度にVAIO E(15.5型ワイド VPCEB1AFJ)
プロセッサ Core i5-430M(2.26GHz)
メモリ 4GB(2GBx2)
グラフィックス ATI Mobility Radeon HD 5650(専用ビデオメモリー1GB)
ストレージ HDD 500GB(7200回転/分)
プロセッサ 6.7
メモリ 5.9
グラフィック 6.7
ゲーム 6.7
HDD 5.9
HDD以外、かなり良い数値を出しているのに改めてビックリ。あと、7のインデックススコアがCore i5-520MとCore i5-430Mの数値に変化が無いのは軽くショックです。
もうひとつ参考程度にVAIO typeL(VGC-LV92JS)
プロセッサ Core2 Duo CPU E8400(3.00GHz)
メモリ 6GB(4GB+2GB)
グラフィックス NVIDIA GeForce 9600M GT(専用ビデオメモリー512MB)
ストレージ HDD 500GB(7200回転/分)
プロセッサ 6.5
メモリ 6.6
グラフィックス 6.4
ゲーム用グラフィックス 6.4
プライマリHDD 5.9
次におなじみのベンチマークソフト CrystalMark 2004R3
スピードモード
スタミナモード
Core i7 620M 2.66Ghz + 8G 構成のスピードモード
店頭モデルのスピードモード
CPU Core i5-520M(2.4GHz)
グラフィック スタミナIntel(R) Graphics Media Accelerator HD、スピード NVIDIA GeForce GT 330M GPU
RAM 4GB
ストレージ デュアルSSD 128GB
※店頭モデルはディスプレイが1600x900なので、グラフィックのスコアが高いです。
ちなみに VAIO E(15.5型ワイド VPCEB1AFJ)
VAIO typeL(VGC-LV92JS)
結論
ベンチマークの結果を見ると、特にwindowsのエクスペリエンスインデックスはどうもメモリの搭載量で結構数値が他のデバイスにも影響を与えているようです。実用面で4Gぐらいあれば、大体の事は足りるのですが、出来れば8Gあれば、ベンチマークの結果はもっと変わってくると思います。
普段利用していて感じるのはやはりストレージの速さです。特にWindows7の起動はおおよそ30秒前後で起動が完了するのは驚きです。デスクトップが開いたら、待たされる事なくバリバリに使えるPCに私は初めて出会いました。
完全に停止した状態から、サッと取り出してサッと使える感覚は他のWindows PCでは体感できないでしょう。また、ブラウザの起動の速さなども、驚くぐらいのレベルです。Chromeだろうが、Firefoxだろうが、クリックすれば、即使える。とにかく、ストレスを感じたくないユーザーには最高の環境を与えてくれる唯一のモバイルノートでしょう。
※フル構成のVAIO Zはtwitterで@udon_2351さんに協力して頂きました。ありがとうございます。
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typeRなつかしーなー!!
ウチのは鬼子だったようで、
HDDベイのフタ開けっぱなしにしないと
すぐに熱暴走でエラーが出て大変だったっけ・・・
by かつぽん (2010-08-11 15:40)
かつぽん さん
コメントありがとうございます。いつもブログ拝見させて頂いております。
typeR 私は当時の憧れでしたが、エアインテークデザインもあまり効果無かったんですね。。。
by taiseiko (2010-08-12 10:19)