Xperia Tablet Z (SGP312JP) ファーストインプレッション [XPERIA(Sony) Tablet]
Xperia Tablet Z のWi-Fiモデルである SGP312JP を一週間ほど使ってみて感じた事を書いてみたいと思います。
デザイン
デザインはXperia Zとテーマが共通になっていて、パッと見た雰囲気も似ています。まるで親子のよう。ただ、電源ボタンなどの基本コンセプトは同じなのですが、各端子の位置が実は大きく異なっていてあれ?と感じる事が当初ありました。
例えば、電源ボタンがスマートフォンとタブレットでは左右真逆ですし、マイクロUSB端子の位置に至っては共通性は全くありません。慣れてしまえば問題無いのですが、もう少し場所は似せた方が良かったんじゃないのかな?
※写真はSony Tablet SとXperia Tablet Sです。
またSony Tablet SやXperia Tablet Sで共通のテーマであり、ソニーが特徴として大きく取り上げていた編重心デザインがまるで無かった事にされてしまっているのは、ずっと応援していた者としてかなり複雑な心境になりましたが、Sシリーズではなくこれは新しいカテゴリーであるZシリーズなのだと思って納得するようになりました。
とは言っても”一切の無駄を排したミニマルで心地よいオムニバランスデザイン”とソニー自身が言うように、すっきりとしながらも質感も高くそして高級感を感じさせるのは一週間経過しても流石だと感じています。それでいて、防水仕様でありながら世界最薄で495gと言う軽さは驚異的ですね。
ただ欲を言えば液晶周りのフチであるベゼルはもう少し薄い方が更にコンパクトでカッコよくなるのでは?と思います。ちなみに試しにiPad miniのような液晶パネルの淵をさわってスクロールさせてみたら置いてるだけかどうかの判定できるのかな?と思ってやってみましたが、それは出来ないみたいでした。
※写真はXperia Tablet S
編重心デザインの他にSony Tablet Sからの伝統が失われた点としてSDカードの通常サイズが利用できなくなった事があります。これは退化したなーと感じました。AndroidはマイクロSDが主流ですが通常サイズが入ることで一眼レフカメラなどで撮影した画像をすぐに表示できたり、何より価格が抑えられる特徴がありましたが、それが出来なくなってしまいました。お出かけ転送がSDカードにも転送できますのでこの変更はより残念に思えます。
SDカード絡みではmicroSDカードの横にSIMカード入ってたと思われるダミーのプラスチックの板が埋め込まれていたのはWi-Fiモデルだけですが、やっぱりちょっと萎えてしまいました。
アプリ
プリインストールされているアプリも一通り触ってみるとやっとXperiaスマートフォンと共通化されていて、これは間違いなくXperiaのタブレット版なのだと感じる事が出来るようになったと感じています。流石、ソニーモバイルが一から開発したタブレットだけの事はあると思いました。特に私もXperia Tablet Sの頃から指摘していましたがカメラアプリとホームアプリの共通化は嬉しかったですし、大きな意味があると思いました。
タブレットとスマートフォンでOSであるAndroidのUIが違うため、操作性は若干異なりますが、恐らく多くのXPERIA Zユーザーは戸惑う事なくXperia Tablet Zを利用できるのではないかと思います。ただ同時にアプリのUIが共通化された事で新鮮さは多少なりとも薄れた気もします。このXperia Tablet Zを利用する事で、Xperiaユーザーがタブレットならではのメリットをどれだけ感じ取れる事が出来るのか?ソニーはその魅力をうまく提訴する事ができるのか?次はその辺りが問われるような気がしました。
大画面ならではの特徴は少し使っただけでも高精細なディスプレイで見るムービーアプリは早送りなどの操作性に難はありますが、DLNAクライアントとしての性能はnasneとの組み合わせで最大限に活かされますし、
Readerアプリで見ると漫画もグラビアも非常に綺麗で思わずおお!っと思ってしまいました。
小説を読んでもフォントが綺麗でまた違った魅力が出てきたと感じています。
ウォークマンアプリもClear Audio +があるのももちろんですが、スピーカーの数がXperia Zの4倍だけあって、音の臨場感が全然違います。Xperia Tablet SのS-masterあるなしの違いはまだ聴き比べていないので今は分からないですが、スピーカーの威力は今までのタブレットとは比較にならないと思いました。
もちろんスモールアプリもスマートフォンよりも遥かに意義のある使い方が出来ます。
アプリ以外にも使ってみて感心したのは初回ウィザードはSENのIDを入力させたりSony Tabletの頃よりはるかに使いやすくする工夫が多くて好印象でした。
タッチ感度の問題?
ただ、タッチの感度が非常に怪しい時があります。Xperia Tablet S 専用ではありますが、SGPDS4に立てかけていると顕著で、全くタッチが反応しない場所が出てきたりします。しかし、この問題はタブレットを手で持っている時は一切発生しないので、絶縁状態の静電気関係の問題なのかも知れません。
防水の威力
最後になりますが、やはり防水タブレットはかなりのインパクトがありますね。今までXperiaスマートホンをお風呂に入れた事はありましたが、タブレットは流石に抵抗がありました。しかし、入れてしまうとDLNA経由でTVは見れてしまうし、Readerで読書も出来てしまう。今ではこれほどお風呂ライフが楽しくなるものは無いなと感じています。
まとめ
アプリの統一感もほぼ完了し、SENによるIDの統一も整いました。とは言ってもまだまだアプリに改良の余地はありますし、不満点も多少なりともあります。それでもいよいよOne Sonyの環境がタブレットにも整ってきた感じがしたファーストインプレッションでした。
Xperia Tablet Z エクスペリア タブレット ゼット 完全活用術 「観る」「聴く」「撮る」がハイクオリティな10.1インチ極薄タブレット!
- 作者: 村元正剛
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2013/04/16
- メディア: 大型本
Xperia Tablet Z SO-03E用 スリップインケース ブラック TBC-XPZ1303BK
- 出版社/メーカー: ナカバヤシ
- メディア: Personal Computers
ラスタバナナ Xperia Tablet Z SO-03E 光沢防指紋フィルム G434SO03E
- 出版社/メーカー: ラスタバナナ
- メディア: エレクトロニクス
SANDISK フラッシュカード SDSDQUA-064G-U46A
- 出版社/メーカー: サンディスク
- メディア: Personal Computers
iBUFFALO Xperia Tablet Z SO-03E専用レザーケース 液晶保護フィルム付 ブラック BSTPSO03ELBK
- 出版社/メーカー: バッファロー
- メディア: Personal Computers
Xperia Tablet Z (SGP312JP) レビュー 開封編
Xperia Tablet Z (SGP312JP) レビュー 外観編
Xperia Tablet Z でFlash Player を再生する
Xperia Tablet Z (SGP312JP) ファーストインプレッション
Xperia Tablet Z Wi-Fiモデル レビュー(ソフトウェア編)
Xperia Tablet Z レビュー(アクセサリー編)
Xperia Tablet Z のアップデートに思うこと。
Xperia Tablet Z を Android5.0 Lollipop にするのに苦労したお話。
SONYの Z と言う名のプライドを背負った XPERIA
コメント 0