ソニーのブルーレイ BDZ-AT970T レビュー(ソフトウェア編) [BRAVIA/BDレコーダー]
少し間が空いてしまいましたが、今回はBDZ-AT970Tのソフトウェア周りを見ていきたいと思います。私の家ではBRAVIAのKDL-46HX80Rですが、これは1世代前のブルーレイレコーダーであるBDZ-AT700をベースに作られていますので、HX80Rとの違いも少しご紹介したいと思います。
メニュー
メニューはお馴染みクロスメディアバーです。BRAVIAやPS VITAはクロスメディアバーを廃止してきましたが、ブルーレイレコーダーは何とかクロスメディアバーを採用しています。個人的にはクロスメディアバーが好きなのでこれを洗練させて行って欲しいのですが、今後どうなるのでしょうかね。
ちなみにTV放送受信中はトリプルチューナーになっても透過表示されませんでした。クロスメディアバーが透過表示されるのは動画再生中のみです。
録画した番組は日付順にソートしたり
カテゴリー別に分ける事が出来ますが、この辺りは以前のモデルと同じです。
写真や音楽再生機能も今までと変化はありません。
設定も一通り見てみました。
特に変化は無い感じだったのですが
今回からUSB録画に対応しており、USBのメニューが追加されているところがいくつかありました。
また録画予約には録画先にUSBはもちろん直接BDに書き込めるようになっていました。
BD再生
個人的に最も気になっていたのはBDの再生スピードです。
ソニーから3D対応製品を買った時にもらった体験版のBDディスクがあるのですが、これがもうめちゃくちゃ重い。再生までの時間、メニュー表示、全てが激重です。PS3ではメニューが表示されない始末。
これをBDZ-AT970Tで再生させてみました。
驚きました。再生速度もメニューの表示も普通にできます。当たり前と言えばそうなのですが、新しいBDなどをレンタルしたりすると、HX80Rでは再生までにかなり時間がかかるタイトルもあったので、さすが最新モデルは違うなと感じました。
もちろん、3D対応です。
CREAS4
CREASも4世代目になり、3D対応になりました。CREASはCREAS proの廉価版と言う意識だったのですが、画質調整のメニューを見て考えが変わりました。
これはCREAS4の設定の一部なのですが、かなりカスタマイズできます。超解像技術のレベルの変更やクリアブラック、各種ノイズ除去処理などマニアックな項目が並びます。はっきり言うと良く分からないのですが、ちゃんとおまかせ設定も用意されていますので、分かるようになったら調整していけば良いかな?と思っています。
ちなみにモニターの種類まで考慮するようになっていました。
ネットワーク対応
今回私がブルーレイレコーダーを新しく買い換えた理由のひとつがネットワーク対応です。
DLNA機能は今までもありましたが、ライブ配信できるようになったのが最大の特徴。過去の機種に対応できていない事に対して批判を浴びているSonyTabletシリーズですが、そもそもリアルタイムエンコーダーを過去のモデルは搭載していないので無理なので、タブレットは責めないで上げて欲しいですね…
SonyTabletの連携はまた後日じっくりとレビューする予定です。
アクトビラも試してみましたが、これは全く進歩してませんでした。ずっと昔からオンデマンド配信サービスをスタートさせていますが、やる気あるのか分からないです。ただ、思ったのですが、こんなのを載せるぐらいならSENことSony Entertainment Networkを搭載して欲しかったです。
おまかせ録画
番組表示中にメニューを表示して、気になる人名などを表示し、それを元に番組を検索したり、おまかせ録画の対象を選択できます。
おまかせ録画がソニーのブルーレイの真髄なのですが、おまかせ設定に関しては特に変化は無いと感じましたが、今回からやっと二度録り回避機能が搭載され、重複して録画されないようになりました。これはコクーン等では可能だった機能なのですが、やっとブルーレイレコーダーにも搭載されました。何気にこれはかなり強力な機能だと思います。
しかも、私の購入したBDZ-AT970Tはトリプルチューナーモデルなのですが、全てのチューナーが同レベルに動きます。これ結構できないモデルやメーカーがあるので、注意が必要ですが、BDZ-AT970Tは3番組長時間録画が可能です。
その他
番組表は放送中にカットインは出来ませんが見やすいと思います。ただ、そろそろカットインにも対応して欲しいかな。
音声調整に同期調整機能がありました。声が遅れて聞こえてくるよになりますw
まとめ
従来機種と比べるとあまり大きな進歩は感じ取れませんが、地味に改善されている点が多いと感じました。特にBD再生のレスポンスは従来機種よりもさらに良くなっていますし、外付けUSB対応などは多くのユーザーが待ち望んでいた機能だと思います。ただ、外付けUSB録画はDLNA配信が出来ないなどの制約がありますが….
最近のソニーのブルーレイレコーダーは1年に1回しかモデルチェンジをしませんが、2年に1回のサイクルで大幅アップデートをしています。そう言う意味ではよりダイナミックな改良を待ち望んでいるのなら今回は見送っても良いかも知れませんね。
次回は話題のSony Tabletとの連携を試したいと思います。
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