格安液晶テレビ PRODIA の実力をイオンで見てきた [SONY以外のデジモノ]
ちょっと、twitter上で(言っても仲間内だけですが)話題になった商品、PRODIAと言う名の液晶TV。
なんと32型で3波ダブルチューナー搭載しながら、フルHD3D対応、そしてUSB録画対応しながらも驚異の49800円(しかもイオンショップポイント10000ポイント付)で販売されているテレビです。
これは私も興味があったので、近所のイオンで現物を見てきましたので、軽くインプレッションをお届けしたいと思います。
まず、PRODIAと言うブランドですが、どうもあのPC向けのチューナーなどを製造しているピクセラのサブブランド商品のようです。つまり、国内メーカー。初めはあまりの安さなので、アジアメーカーの商品だと思っていたのですが、どうも違うようです。恐らく安いパーツを寄せ集めて販売しているんでしょう。感覚的に、破たんしてしまったバイデザインに近い印象があります。
3D表示
店頭では3Dのデモも展示されていました。再生されていたのはBSで放送されている Panasonic 3D Music Studio でした。これは私も家のBRAVIAやヘッドマウントディスプレイで見ているのですが、PRODIAの3D表示はおまけ程度と考えた方が良いと思います。まず、かなりザラザラした感じの表示。VAIOの裸眼3Dや、駄菓子のおまけで付いてくる3Dシールのようなザラツキが見えます。
3Dメガネはかなり安っぽいですが、これは偏光方式を採用しているため。その為、確かにブレなどは少なく斜めにしても表示は崩れない特徴もありますが、垂直解像度がフルハイビジョンの半分になってしまうため、サイドバイサイド方式だと更に解像度が減りザラザラした感じが出てしまうんだと思います。
画質
暫くずっと見比べていたのですが、コントラストは低いです。上の写真を見ても明らかですが、左は東芝のREGZAで右がPRODIA。黒の深みの差は店頭でもはっきりと分かるレベルですし、色の深さも全然違います。これは多分、比べてしまうと気になるレベルだと思います。
一方、視野角は良かったです。特に斜めから見ても色味が極端に変わったりしませんでした。
最近では倍速パネル等は当たり前になってきましたが、このPRODIAは倍速パネルではありませんが、それほど差は感じなかったです。再生しているコンテンツによって、倍速パネルの影響は違うので、たまたまだった可能性も否定はできないですが。
デザイン
パネルはLEDなので、薄いです。国内の大手メーカーでこのぐらいの値段のモデルはLEDでは無いので、薄さはメリットになると思います。
接続端子類もあまり数は多く無いですが、HDMI入力が2つあるなど、最低限は確保されている印象。
ただ、全体としてはそれなりにまとまっているのですが、安っぽいオーラーはかなり出ていました。特に液晶とベゼルの回りなどは手抜きな感じが際立っていた気がします。
まとめ
ちょっと厳しい評価のところもありますが、値段と機能を考えるとこんなもんだろうと思います。REGZAやBRAVIAなら品質やデザイン性の確保のために、機能を省いているけど、PRODIAは品質やデザインの代わりに機能を付けている印象です。
どちらを優先させるのかは購入するユーザーの用途次第だと思いますので、このような選択肢があっても良いと思いました。
Amazonなどでも販売しています。
PIXELA PRODIA 32インチ地上・BS・CSデジタルハイビジョン液晶TV PRD-LD132B
- 出版社/メーカー: ピクセラ
- メディア: エレクトロニクス
PIXELA PRODIA 32V型地上・BS・110度CSデジタルハイビジョン液晶テレビ 録画機能HDD付 PRD-LJ132B
- 出版社/メーカー: ピクセラ
- メディア: エレクトロニクス
SONY 地上・BS・110度CSデジタルハイビジョン液晶テレビ BRAVIA CX400 32V型 KDL-32CX400
- 出版社/メーカー: ソニー
- メディア: エレクトロニクス
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