VAIO S (SE) シリーズレビュー(ディスプレイ編) [vaio]
VAIO SEシリーズはデザインと重量バランスがとても優れたノートPCですが、液晶ディスプレイも非常に優れていると言われています。
簡単にスペックだけ紹介しますと、15.5型でフルHD(1920x1080)のIPS液晶パネルを搭載しています。また光沢タイプの液晶ですが、低反射コートが施されているため、映り込みはほとんどありません。
IPS液晶は特徴として、視野角が広い、見る角度で色合いが変化してしまう事がないのが特徴です。一方でコントラスト比はそれほど高くないと言われています。
では、VAIO SEの液晶がどのような品質なのか?検証するためにモバイルVAIOの最高峰モデルであるVAIO Z21(Adobe RGBカバー率96%) と スタンダードな液晶を搭載したVAIO F1(VAIOディスプレイ)と比較してみました。
VAIO Z(VPCZ2)との比較
左がVAIO Z2で右がVAIO SE1です。
正面
正面から見た様子です。Z21の方が深みがあるように感じます。ただZ21は赤が強く最後の画像はやや潰れているような印象を受けました。どちらかと言うとVAIO SEの方が自然な色合いに思えます。でも、これは好みの問題かもしれませんね。
斜めから
視野角に関しては圧倒的な差がありました。VAIO Zはもう完全に崩壊しています。全体的に赤っぽくなってしまい、どうしてここまで変わってしまうのか?不思議に思えるぐらい。一方VAIO SEはやや暗くなるぐらいで、色味は変化していません。ここはIPS液晶の実力がはっきり出ました。
ただ、上から見た感じではあまり変化はなかったです。
VAIO Fとの比較
こちらは右がVAIO F1で左がVAIO SE1です。
正面
VAIO FはVAIOの中では標準的なエントリー向けのディスプレイですが、ここまで差が出るとは思いませんでした。Fは全体的にかなり青っぽく、色の深みがまったく感じられないです。余談ですが、VAIOに限らずほとんどのPCでWindows Vista以降、この手の発色のディスプレイが増えてきた気がします。
一方VAIO SEは自然な色味が出ていると思いました。
斜めから
一方、視野角はそれほど大きな差が無かったのは意外でした。ただ、上から見ると、VAIO Fはかなり白っぽくなりました。さらに、VAIO Fは映り込みが激しいのが分かります。
まとめ
VAIO SEのディスプレイ品質が相当高いのがお分かりになられたでしょうか?普段、私も利用していますが、明るくてとても見やすい液晶だと感じています。15.5インチでフルHDは文字の大きさも見やすく、毎日使っていても肩が凝ったり目が疲れる事もありませんので、13インチでフルHDなVAIO Zで文字の大きさに躊躇している方には、VAIO SEも良い選択肢のひとつになるのではないでしょうか?
ソニー(VAIO) VAIO Sシリーズ (Win7HomePremium 64bit/Office2010) ブラック VPCSE19FJ/B
- 出版社/メーカー: ソニー
- メディア: Personal Computers
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