BRAVIA HX80R シリーズ レビュー(機能編 その2) [BRAVIA/BDレコーダー]
前回はBRAVIA HX80Rのテレビの機能に絞ってレビューを行いましたが、今回はレコーダー部分についてレビューしたいと思います。
とは言っても前回のレビューの時にも触れていますが、基本的にHX80Rシリーズは新型のBDレコーダーであるBDZ-AT700にモニターが付いた機種ですので、以前レビューしたBDZ-AX2000とそれほど大差ありません。
クロスメディアバー
まず、おなじみのクロスメディアバーですが、最近のBRAVIAでは番組放送中でも透過表示されるのですが、このHX80Rは同じBRAVIAでもTV番組放送中は透過されません。この透過表示には拘られている方が多数いらっしゃるので、ソニーさんには頑張って貰いたいです。
但し、動画再生中は透過表示されます。この辺りはBDレコーダーと同じですね。
録画した番組はフォルダ分け表示も可能でして、
このようにジャンル毎に表示させるとアイコンもそれぞれイメージしやすい表示になっていて、番組を探しやすくなっています。クロスメディアバーはコンテンツを探しにくいと言われる事もありますが、ちゃんと改善されつつあると思いました。我が家では一覧表示の方が慣れているので、このフォルダ表示は利用していません。
録画機能
録画機能ですが、購入してからずっとおまかせ録画機能を試していましたが、断言できます。このHX80Rのおまかせ録画機能はブルーレイレコーダーとアルゴリズムが違います。
ソニーのおまかせ録画機能は上の写真のように、様々なキーワードやジャンルを指定したり、ユーザーの好みを学習して自動で録画を行ってくれる機能です。これが凄く便利。
※キーワードは上の写真のように録画済みの番組や放送中の中から人名やキーワードの選択もできますし、自分で入力する事もできます。
これが新型のBDレコーダーからはダブルチューナーの録画1、録画2の振り分けを意識させずに並列でどんどん録画していくように改良されました。これはBDレコーダーAX2000をレビューした時に体験しているので間違いないです。
で、このHX80Rも同じように2番組録画されると、2チューナーとも占有されると、普段のチャンネルの切り替えが出来ないのではないだろうか?と心配していたのですが、どうも1チューナーしかおまかせ録画しないようです。
単純におまかせリストをあまり入れていないのでは?と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、おまかせ録画の予定一覧を見て頂くとお分かりになるように、かなりの予約が登録されています。それでも、購入してから一度もおまかせ録画で2番組同時録画をした事が無いので、間違い無いでしょう。
2チューナーもおまかせ録画に占有されるとTV見る時に自由にチャンネルが変更できませんので、私はこの仕様は正解だと思っています。
設定
それでは設定項目を上から順に見ていきます。
「使い方を知りたい」
こちらは初心者用の説明書が表示されます。一見すると使いにくそうなクロスメディアバーの使い方を親切に教えてくれます。最近は本体に説明書的な機能を入れてくる家電が増えてきたなぁと思います。それだけ説明書を読まないと言う事なのでしょうか?
「映像設定」
以前のレビューでもお伝えしましたが、ここで全ての映像の設定ができる訳では無いんです。ただ、モニターの設定は見ながら確認したいので、致し方無いのかなぁ?今のままがベストとは思わないですが、どうすればベストなのかはなかなか落としどころが難しい気もします。
「音声設定」
音声設定もクロスメディアバーとモニターのオプションで設定できる内容がバラバラなのですが、音も確認しながら行いたいので、全てをここでまとめるのも難しいですね。
「放送受信設定」
ここはTVの設定と言える内容です。こんな感じですとしか言いようが無いw
「ビデオ設定」
ビデオ設定は録画方法の設定などを行います。スポーツ延長や番組追跡録画は昔はスポーツ番組の中継が延長した時に、番組を取り損ねた覚えが誰でもあると思いますが、これらの機能のおかげでちゃんと追いかけて録画してくれますし、放送時間が変更されても録画可能です。これはデジタルレコーダーになってからほとんどのレコーダーに実装されていますが、ビデオからいきなり最近のレコーダーに移行された方は感動するのではないでしょうか?
「BD/DVD視聴設定」
ここはそのままBDやDVDの視聴設定のみですね。プレイヤー内蔵だからこその設定。
「おでかけ転送設定」
こちらもソニーご自慢の機能。録画したコンテンツをウォークマンやPSPにコピーして持ち出す機能の設定です。途中まで見ていた番組をそのままウォークマンやPSPに転送して続きを見るなんて事が可能です。これも画質も良いですし、重宝しています。おでかけ転送に関しては後日、別途エントリーを書いてみようと思っています。ちなみにダビング10の範囲で転送を行います。
「フォト設定」
BRAVIAは写真の管理も可能です。スライドショーなどの設定を行います。
スライドショーアプリや、動画アプリなどがレコーダーの中に入っていますので、写真を撮りこむとある程度自動で、簡単なコンテンツを作ってくれます。写真をテレビで表示させると家族や親戚が集まった時、意外と盛り上がります。
「本体設定」
高速起動を有効にすると、ユーザーのライフスタイルなどを学習して起動時間の短縮等を行います。基本的にBDレコーダーなので、下手すると起動が遅くなってしまう可能性がありますが、この高速モードにしていると、普通のBRAVIAよりも早く起動するようになります。実は最近のBRAVIAはちょっと起動遅いんですよね。
この高速起動は最新のブルーレイレコーダー譲りの機能なのですが、起動に関しては全く心配する必要は無いと思います。
「HDMI機器制御設定」
HDMIコントロール、いわゆるBRAVIAリンクです。基本的に規格にそっていればパナソニックでもシャープでもリンク機能はある程度は有効に動きます。電源の連動ぐらいは恐らくほとんど問題無いと思うのですが、最近はリンク機能も色々と幅が広くなってきましたので、対応に関しては各メーカーのサイトをご覧になられると良いと思います。
「年齢制限設定」
TVはリビングで使うので、各コンテンツにアクセス制限を行う事ができます。しかも、HX80Rはブラウザはありませんが、ネットワークにもつながりますので、重要な機能です。
「通信設定」
このHX80RはDLNAサーバーの機能も持っていますし、XperiaやPCからリモートで予約する事も可能ですので、ネットワークには絶対に繋げた方が良いです。これも、とても便利な機能なんですよね。ネットワーク周りの機能については後日レビューする予定です。
その他
ビデオから外部機器や外部入力からダビングする事が可能です。
もちろん、番組をBDにダビングする事も可能。
ネットワークにはアプリキャストやブラウザはありませんが、アクトビラやTSUTAYA TVにアクセスできます。
ただ、この手は現状かなりレスポンスが悪いですし、コンテンツの価格も特別安い訳でもありまっせんので、あまり積極的に使いたいとは私は思えないです。ここはもっと頑張って欲しいですね。そうこうしている間に、AppleがApple TVとか出して来てますので、簡単に乗っ取られてしまいそうです。
まとめ
以上、かなりざっくりとレコーダー側の設定を見ていきました。かなりのボリュームになってしまいましたが、これでもまだ全てを書ききれていません。それぐらいこのBRAVIA HX80Rシリーズは多機能です。ただ、クロスメディアバーやかんたん設定などのおかげで、ほとんど意識する事なく使えます。その簡単さも後日、うまく伝えられたら良いなぁと思っています。
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